ついに雨マークが毎日つく時期となった。梅雨入りの季節である。牝馬のハンデ戦で毎年荒れるイメージしかないマーメイドS

3歳以上となるのだが、意外とその若き乙女達の活躍が少ないレースでもある。今年は1頭の登録さえもない。たいがい荒れ馬場で行われているイメージなのに、この10年を観ると2分0秒台の競馬は3回だけで、後は1分59秒台の決着である。だが、今年はかなり雨が降りそうだ。軽量馬は例年以上に活躍しそうである。

ここは藤田菜七子騎手のナルハヤに頑張って貰おう。まずは内目の枠を引くことが肝心。決してディープインパクトの子供は買わない。サトノガーネットサラキアセンテリュオ達にはおとなしくしていて貰う。レイホーロマンスとかリュヌルージュの道悪巧者の上位入線を狙う。

まだ詳しくは掘り下げていないが関東馬の勝ち馬はこの10年には見えず、良くて2着まで。そこを基本に考えて、ジックリと週末まで検討を楽しみとする。


グランアレグリア
【安田記念の回顧】

20年6/7(日)3回東京2日目11R 第70回 安田記念(G1)(芝1600m)
  • グランアレグリア
  • (牝4、美浦・藤沢和厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:タピッツフライ
  • 母父:Tapit

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パドックを観ながら、もしアーモンドアイが負けるならどんな競馬なのだろうと頭のなかで思考が渦を巻きだす。後ろから差される馬ではない。負けるなら自分より前の馬が残る、それも切れ負けしない馬かと…。

切れ味が凄い末脚を持つ馬はと専門紙を見直す。やはりこの馬か、とグランアレグリアの切れ切れの数字を見つめる。馬はすこぶるいい。アーモンドアイも変わらず落ち着いて悪くない、だがグランアレグリアがかなりいいと感じる。

そしてオッズを観る。アーモンドアイを負かして馬単がどれだけつくのかと。その低さに驚く。1.3倍と頭が固い馬が2着なら相当のオッズかと思ったのに、28倍とは。そもそもグランアレグリアが3番人気なのを知らなかった。少しだけ参戦する。そして観戦だ。

ゲートが開く少し前に青い帽子が一瞬、前に動いた。そして開いた。が、アーモンドアイは後ろにいた。開く少し前に突っかけてしまった様だ。ゲートの中で前へ、そこでは開かず下がった時に開いた、そんな感じだった。前走とは真逆。思わず《負ける時はこんな感じなのか~》と瞬間に思う。

グランアレグリアをと観ると、アーモンドアイの少し前にいた。インディチャンプもアーモンドアイのすぐ傍にいた。後ろにノームコア。ダノンスマッシュが先頭でダノンプレミアム、ダノンキングリーも前で競馬。アドマイヤマーズも好位3番手。流れはそう速くも遅くもない。

4角手前でケイアイノーテックが動き、グランアレグリアの横へ。並び加減で直線へ来た。アーモンドアイも外へ出して来たがペルシアンナイトの壁があり、ラスト400過ぎまで視界が広がらず。その間にグランアレグリアは追い出し前へと出て行っていた。

前を行くインディチャンプを抜いたのがゴール少し前。大外をノームコアがいい脚。自分が乗っていた馬に負ける、こういった結末を何度見たことか。偉大なる先輩達の記録を抜くかの今回だったが、そう簡単には事は成らない。グランアレグリアが先輩に挨拶をした!