皆様、こんにちは!毎週毎週、新型コロナのニュースが続いていることに心が苦しい毎日です。自分自身がかからないかという思いや息子や娘、更に孫たちは大丈夫か?と心配する毎日でもあります。東京や多くの都市が外出の自粛を言い渡された週でしたが、いつまで中途半端な対応を続けるのかという不満はあります。無駄なお金を国がやめ、人々に還元し、還元するから家から出ないでくれとすることが国をコロナから守れる唯一の手段ではないのではないかと思っています。もちろん、仕事を家でするなど多数の問題点も出るでしょうが、今はこのウイルスから人を守る、国を守るということを何よりも大事にしてほしいと思います。人がいなければ政治も国も、何もありませんからね。

新型コロナにまだまだ揺れる中、関東では季節外れの大雪が降りました。そのため、中山競馬は3Rから中止となり、続行競馬が火曜日に行われました。その上、中京競馬場では初めて無観客でのG1レース高松宮記念が行われました。毎回ならば、大きな地鳴りのような声援があるレースがシーンとされた異様とも思われる中、勝利したのはモズスーパーフレアでした。鞍上の松若君にとっては初めてのG1制覇となりました。素晴らしい内容で、本当に喜ばしいことでしたが、少し後味が悪くなってしまったレースでもありましたね。正直、中山でこそと思っていましたが、中京でも結果を出したことには驚きもありました。

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レースはスタートからモズスーパーフレアがハナをきると、ノーマークの形で34.1とG1では遅いペースになりました。いつも快速ラップを刻んで結果を出していたため、このペースでどうなんだろう?と思っていると、直線に入っても、そのスピードを落とすことなく、一人旅か!と思った矢先、外からクリノガウディーがすごい手応えで詰めてきました。直線では一気に交わす!と見ていた瞬間、内へとササリながら進み、鞍上の和田君も必死に戻しながら追っていましたが、抜群のレースをしていたダイアトニックにぶつかり進路妨害をしてしまいました。その結果、1着入線も降着となり4着へと変更されました。

和田君にとっては、まさに天国から地獄のようなレースになってしまいました。しかし、必死に右手綱を引きながら、勝ちを目指した姿は、決して彼の騎乗だけを責めることはできないと思います。結果として降着になりましたが、G1で勝利を手にできる、あの手ごたえの中、あそこで冷静に直すことよりも直しながら少しでも前へ!という思いは痛いほどわかりますから。グランアレグリアとダイアトニックは、負けはしたものの成長が見られたレースでした。特にグランアレグリアが最後に見せた脚は、この春のマイル戦線をすべて勝つのではないかと思わされましたからね。そして、改めて主戦を務めてきたルメールの偉大さを感じたレースだったと思います。

少し複雑ですが、モズスーパーフレアと松若君は自分たちのレースに徹して最高のレースで勝った。このことを素直に称賛したいと思います。NHKで毎日夢中に見ているスカーレットの主題歌がスーパーフライのフレアだったことに気づいたのは、勝利を見届けてからだったのは悔やまれます(笑)。

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今週の開催はどうなるのか?心配ばかりが残るなか、中山・阪神の2場開催となり、日曜日には大阪杯が行われる予定です。ここで本命になるのが、前哨戦を勝ち切ったダノンキングリーになるのではないでしょうか。ドバイに先乗りしたルメール騎手が2週間の隔離自粛となり、鞍上問題で一転二転ありましたが、力は本物の馬だけにG1を一気に制してもらいたいと思います。

ここに待ったをかけたいのが、結果次第ではブエナビスタのような名牝の道が見えるクロノジェネシスだと思います。前走でも圧巻の走りを見せていましたし、成長した彼女からは名牝のオーラがすさまじいと思っていますから。その他にも、叩いて良くなりそうなラッキーライラックブラストワンピースもいます。豪華メンバーが揃うだけに、展開が大事になりそうです。コロナに負けず、素晴らしいレースが観られることを期待しています!