競馬ラボスタッフY(以下Y):弥生賞チューリップ賞ともに1番人気のダノンプレミアム(牡3、栗東・中内田厩舎)、ラッキーライラック(牝3、栗東・松永幹厩舎)が快勝。2頭とも皐月賞、桜花賞に繋がる勝ち方だったね。

ライター野中(以下野):その辺りはトレセン関係者が一番理解していたようですね。フィリーズRは18頭出走で除外馬もいる状況。来週のスプリングSも弥生賞よりは揃うでしょうし。

Y:結局、勝てないと分かっているところにあえてぶつける必要もないだろうからね。

野:そういえば、未出走で弥生賞に挑戦したヘヴィータンクは早くも引退。そういうことだったんですね。分かり切っていたとはいえ、ここまで割り切れるのは森厩舎と某一部馬主しかないでしょうね。

Y:ルールの範囲内とはいえ、22秒9も負ける馬が出走するっていうのは疑問も残るよね。

野:ダノンプレミアムの強さがよけいに引き立ったのかも知れません。

Y:2着にはワグネリアン(牡3、栗東・友道厩舎)が入った。

野:ここでも上がり最速は使いましたし、素質の高さは見せました。ただ、本番で頭数が増えていい感じはしなかったですね。3着のジャンダルム(牡3、栗東・池江寿厩舎)も悪くはないけど、ダノンプレミアムとは差がありました。

Y:皐月賞の軸は堅いかもな~。チューリップ賞もラッキーライラックがあっさり勝利。

野:この馬自身は強かったですよね。ただ、2着のマウレア(牝3、美浦・手塚厩舎)は既に少し底が割れてきた感もあります。リリーノーブル(牝3、栗東・藤岡健厩舎)は3着といっても休養明けで牝馬にしては馬格もあるので本番向きでしょう。

Y:となると、フィリーズRやアネモネSから桜花賞で一発狙える馬を探すしかないね。

野:フィリーズRは除外馬が出るほどの活況。一応の中心は社台RHのアンヴァル(牝3、栗東・藤岡健厩舎)かなとは考えています。

Y:社台RHの明け3歳でOP勝ちのある貴重な馬だね。

野:社台RHはこの3歳世代はもっと活躍しても良かったんですが、数字が伸びなかったのも事実。そういった意味ではノーザンF系から馬を選ぶべきなのかも知れませんが、毛等的にもPOG向きの馬。馬体が減り続けているので、桜花賞というよりはトライアル勝負ではないでしょうか。

Y:何だかんだいって母アルーリングボイス、祖母アルーリングアクトの系統はPOG的に取っておいて損がないということも証明しているしね。

野:逆にデビューが見えていれば取った方がいい一族かも知れません。POGはこの手の早熟系統だけど賞金を加えて来る馬が、最終的なチョコレートの枚数を決めるところがあるでしょう。

Y:10頭持ちなら3位~5位くらいで取れるとオイシイ馬かも知れないね。

野:ただ、この手の馬が6月デビューだと、2位や場合によってはハズレ1位で消えてしまうこともあるのが難点ですね。

Y:それは確かにある。アンヴァル以外はどうなのかな?

野:アンコールプリュ(牝3、栗東・友道厩舎)は馬体の維持が鍵でしょう。母オイスターチケット17歳時と高齢での産駒ですが、近年の仔はしっかりと勝ち上がっています。どこまで馬場が回復するかというのも重要でしょう。

Y:ディープインパクト産駒だしね。純粋なノーザンF系という意味ではシルクRのアルモニカ(牝3、栗東・西村厩舎)もいるよね。

野:ファンタジーSの内容を見ると、まだまだかなという気はしています。同じレースに出走していた、アマルフィコースト(牝3、栗東・牧田厩舎)、コーディエライト(牝3、栗東・佐々晶厩舎)もここに出てきますし。それならサンデーRのデルニエオールの方がいいかも知れません。血統人気のする馬ですが、この一族はノーザンF育成が合っている気もします。

Y:なるほどね。社台グループ以外の馬での注目馬はいる?

野:イサチルルンルン(牝3、美浦・竹内厩舎)ですかね。東京芝1400m戦で内を通ったとはいえ、上がり最速で差し切ったし、馬体も増えながらの勝利なら充実期にあるのかと。

Y:目立たなそうだしオイシイ配当かもね。

野:アネモネSダンシングチコ(牝3、美浦・大竹厩舎)に注目しています。未勝利を勝ち上がったばかりですが、潜在能力はOP特別なら通用しても不思議はありません。キャロットFの2頭はまだまだこれからの馬でしょうし、ダノングレース(牝3、美浦・国枝厩舎)も前走で馬体減と体調面での不安が残ります。馬場も急激には回復しないでしょうし、東京HRの2頭とともに注目です。

Y:他のレースで注目馬がいたらそれも教えて。

野:土曜中京10Rフローラルウォーク賞のミュージアムヒル(牝3、美浦・古賀慎厩舎)でしょうね。オーナーズの吉田勝己氏名義の馬は近年、GI馬にはなりませんが、OP重賞級の馬はゾロゾロ(テトラドラクマなど)。赤松賞の内容はマウレア以上だったと考えているんで、注目しています。

Y:なるほどね。こういった馬はポイントが5着までルールなら楽しめるし稼げるね。

野:そうですね。3月に入り時期POG取材も徐々に始まっています。ラボファミリーでお馴染みのジャス君ことジャスタウェイの産駒はシルエットのいい馬が多いとか徐々に新シーズンのネタも届き始めています。ノーザンF系が中心となるのは間違いないと思いますが、当コラムでは独自の情報をお届けできればと。

Y:8位~10位くらいでOPを勝てる馬を頼むよ!