POG実行委員長Y(以下Y):先週は開催に影響が無かったけど……。

ライター野中(以下野):雪の降り方次第では土曜日の東京競馬はスライドかなんて声が出ていますね。ということはこのコーナーも休み?

Y:な、訳ないでしょ。すぐさぼろうとするんだから~。

野:今週は3歳重賞がないのでPOG的には大きな影響を与えないでしょうが、土曜日は梅花賞など注目すべきレースはありますね。

Y:それにしても先週も若竹賞はキャロットFのジークカイザー(牡3、栗東・池江寿厩舎)がきっちりと勝利。マイネルハニー(牡3、美浦・栗田博厩舎)は惜しかったけど6着。

ジークカイザー

▲若竹賞を快勝したジークカイザー


野:本当に分かってはいるんですが、ノーザンF系とくにキャロットFに逆らっちゃいけませんね。しかし、明日の梅花賞ではキャロットF出走馬はなし。もっとも、ノーザンF、社台F系生産馬が5頭いますが。

Y:まあ、ここもまずはルメール騎手、M.デムーロ騎手騎乗馬から見ればいいんでしょ?

野:仰る通りです。ルメール騎手は社台RH馬のファスナハト(牡3、栗東・庄野厩舎)に騎乗、デムーロ騎手はノーザン生産馬のアドマイヤダイオウ(牡3、栗東・友道厩舎)となっていますね。

Y:この2頭にノーザンF系のミッキーロケット(牡3、栗東・音無厩舎)、非社台系のダノンシャルマン(牡3、栗東・池江寿厩舎)を加えた4頭が人気になりそうだね。

野:しかし、ルメール騎手が騎乗しますがファスナハトは割り引きたいですね。

Y:理由を教えてよ。

野:気付いている人もいたとは思いますが、社台RHは先週ようやく16年の初勝利。何とか3勝を挙げましたが、流れも悪いんですよ。

Y:なるほどね。前走もムーア騎手で気合入っていたのかと思ったけど。

野:1枠1番もあって前が詰まって無理しなかったというレース後のコメントです。ただ、メンバーを考えればもっと接戦しないということでしょう。もっとも、明日の梅花賞は頭数も揃わないし京都コースに替わるのはいいとは思いますが……。

Y:では、アドマイヤダイオウはどう?

野: リオンディーズ(牡3、栗東・角居厩舎)の新馬戦の3着馬で、次走の未勝利戦をあっさり勝利した馬。アドマイヤの近藤オーナーはここ数年、牡馬を優先しているので、昔ほどの勢いではないにせよ、各世代から面白い馬が出ていますね。

Y:あ、本当だ。7歳世代から牝馬の所有数を絞っているんだね。

野:その年の馬代金によって頭数を変えている可能性もありますが、牡馬で当たりを引こうという戦略なのは分かります。この3歳世代もアドマイヤエイカン(牡3、栗東・須貝尚厩舎)が札幌2歳Sを勝っていますしね。しかも、今回はデムーロ騎手に依頼。勝負度合いが強いのはこの馬が一番ではないでしょうか。

アドマイヤダイオウ

▲アドマイヤダイオウは同じ勝負服のアドマイヤエイカンに続けるか


Y:でも、野中君はアドマイヤ血統は手放した馬の方が走るっていっていなかったけ?通称「アドマイヤ牝系」。

野:ドキッ!それも間違いではありませんし、馬券的には母名にアドマイヤという名があれば黙って買っていれば儲かります。

Y:アドマイヤダイオウも母はアドマイヤマリンなんだね。

野:広い意味で「アドマイヤ血統」です。母名にアドマイヤがつく良血馬は沢山いて、その中でも近藤オーナーが仔を所有し続けているというのはいい意味で引っ掛かりますよ。

Y:そうだよね。アドマイヤグルーヴの仔はドゥラメンテ(牡4、美浦・堀厩舎)もそうだけど「流出した」ともいえるしね。確かに期待度は高そうだ。ミッキーロケットはどう見ている?

野:音無調教師の男気に尽きますね。

Y:あんまり核心を突かなくていいからね。

野:騎手には厳しいことを、マスコミを通じてもいいますが、それでもちゃんと弟子を起用する。なかなかできることではありません。

Y:確かに若駒S3着だったブラックスピネル(牡3、栗東・音無厩舎)も乗せ続けている。

野:若駒Sはマカヒキ(牡3、栗東・友道厩舎)が強過ぎたともいえるので仕方のない面もありますが、松若騎手が乗れる若手とはいえ、調教師のバックアップがないと乗せ続けることはできませんからね。ただ……。

Y:ストップ!まあ、前走の未勝利戦で勝っているからというのは大きそうだ。

野:クラシックの足音が近づいてきている中なので、勝ちが求められているレースをどう乗るのかは注目です。ダノンシャルマンも非社台系の馬の中では面白いとは思いますが……。

アドマイヤダイオウ

▲兄にダノンバラードを持つダノンシャルマン


Y:なるほどね。日曜日はセントポーリア賞(3歳500万下)もあるけど。

野:普通はサトノキングダム(牡3、美浦・国枝厩舎)なんでしょうけども、少し空いていてもノーザンF系のジュンヴァルカン(牡3、栗東・友道厩舎)に目がいってしまうんですよ。戸崎騎手で勝っている馬だし、続投は当然だと思いますが、里見氏の主戦は現在ルメール騎手。どちらにしても他の馬(サトノダイヤモンド)がいるから、スイッチしないということなんでしょうけどね。後は天気との戦いでは。ジュンヴァルカンと同じ位に注目したいのがラグルーラ(牡3、美浦・加藤征厩舎)です。

Y:GIレーシングの馬だね。

野:というよりも、加藤征厩舎はルメール騎手に5鞍も依頼!1頭を除いて(東京3Rは2頭出しのため)、全ての馬の手綱を依頼しました。今、一番押さえるのが難しい騎手のひとりですし、勝負になる馬を集めたというのは間違いありません。昔からですが、加藤征調教師の社台グループとくに社台Fからの信頼度が高いからできる芸当でしょう。

Y:確かにそういった意味ではラグルーラは魅力だ。

野:クラシックレースには非社台馬って何頭出られるんですかね。

Y:本番はともかくとしても、トライアルや前哨戦を含めて社台グループ生産馬から軸を選ぶというのは間違いなさそうだね。

野:個人的には中京のダート戦や芝短距離で社台グループの馬が馬券にならないところを狙います。POG絡みのレースは馬券が買い辛い(涙)。日曜中京10R・ごぎょう賞で大穴を狙います。シゲルクロマグロ(牡3、栗東・川村厩舎)かダイアモンドノーム(牝3、美浦・中野厩舎)の逃げ切りだぁ~!

Y:ポジティブなのかゲスいのか分からんわ。