競馬路ひと筋、“白い稲妻”タマモクロスをターフに送り込んだ名伯楽が 走る馬を作り上げた【テキの極意】を特別に伝授。週末にはその目で見極めた重賞の注目馬などもお届けします。
キーワードは個人馬主の馬っちゅう点や!
2016/9/10(土)
日曜阪神11R セントウルS(芝1200m)
今週からトライアルやらGIやら盛りだくさんの秋競馬に突入や。これから見極めるべき点は夏の上がり馬とここから始動する馬の違い。夏の上がり馬は連戦が続いとるわけやし、使い続けることは今後の成長を妨げることにもなりかねん。夏を境に大きく成長したタマモクロスも、菊花賞を無理に使わんかったことがその後に繋がったんや。実りの秋になるかならんかは現場の判断次第で、腕の見せ所でもあるんや。同じくここから始動する馬も、叩き台なのか、それとも一発目からなのか…見極めがホンマに重要やで。
秋一発目の馬路走論で取り上げるんはセントウルS…………小原伊佐美の最終結論は9月11日のメルマガで限定配信!※メルマガ配信希望は、[マイページ]→[メルマガ設定]から受信の設定できます。
プロフィール
小原 伊佐美 - Isami Obara
宮崎県出身で、1944年2月15日生まれ。騎手として通算1814戦174勝を挙げ、1977年に騎手を引退。その後は調教助手に転身。1979年に調教師免許を取得し、翌1980年に厩舎を開業。天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)とGI3勝のタマモクロスをはじめ、ロンシャンボーイ、ルーブルアクト、タマモイナズマ、ナナヨーヒマワリなど重賞ウイナーをターフに送り込んでいる。2014年2月に定年を迎え、惜しまれつつ調教師を引退。