
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
平安Sはダンツキャッスルに騎乗します!
2022/5/20(金)
一方、トップザビルは3着に来たものの、あれだけの少頭数で砂を被るところもないのに、勝った時のような走りができていません。馬体重も少し減っていたようにイイ頃より動き切れておらず、緩さを感じました。
また、メタルスパークはグッと来るところはないものの、最後までしぶとい走り。時計の掛かる馬場での長距離戦が合いそうな印象です。
今週は中京になります。平安S(G3)のダンツキャッスルは太目が残っていた前走ほどじゃありませんが、まだ追い切りの動きや息遣い、体つきにはもうひと段階あげられる余地がありそう。前走は内でモマれたのが良くなかったのか、走り切れていない印象はありますし、今回は中団くらいでジックリ構えたいところです。
揖斐川特別のメイショウボサツもまだ休み明け感は否めません。追い切りの時計は優秀ですが、馬場の中目を回っていますからね。得意の中京だけに時計が掛かってほしいところですが。
大垣Sのカフェクラウンは詳細こそわかりませんが、気ムラな印象があるだけに合いそうなイメージは持っています。
今週から函館の入厩も始まったそうですが、関係者の間でも「今年は行くのか?」なんて話題も増えてきました。季節の変わり目といったところですね。次週は新潟と中京で騎乗する予定です。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。