お久しぶりです。4月の落馬、(右尺骨)骨折より今週から復帰することになりました。読者の皆さんには、「もう少し早目の復帰予定」とガセネタを教えてしまいましたが…(苦笑)、今度こそ本当に復帰するのでイチから頑張っていきたいです。

日曜にはもう函館に入っていたのですが、とにかくこちらは寒いですね。上着を着ないと風邪をひきそうなほどです。休養の甲斐もあって、骨折箇所もすっかりよくなりました。今週も同じ函館スプリントステークス(G3)に出走するワンスインナムーンの追い切りに騎乗させてもらった際、しっかり動かす指示だったのですが、(負傷箇所は)何ともなかったですからね。

今週の騎乗馬ですが、さすがに頭数は少ないですね…。ここからやり直していくつもりで挑みたいと思っていますが、函館SS(G3)ではライトフェアリー(牝6、美浦・石毛厩舎)に騎乗させてもらいます。調教に乗せてもらった限り、具合はよさそうですよ。洋芝の実績もありますし、どれだけ粘り込めるか。欲をいえば外枠がベスト。前にいく馬が多いので周りとの兼ね合いも重要になってきますね。

柴山雄一

昨夏、洋芝の札幌を快勝したライトフェアリー

土曜のHTB杯ではロイヤルメジャーに騎乗させていただきます。小倉で勝たせてもらったように滞在はピッタリ。降級でもありますからね。一頭強い馬がいますが、調教にも乗せていただいていい手応えを掴んでいます。それにしても、調教に乗せていただいている限り、函館の芝は時計が速くなりそうな雰囲気です。水曜までは雨もあり、水曜のウッドは重くなっていましたが、芝はどうも路盤が硬そうな印象です。

2ヶ月ほど馬に乗らない期間があり、体力面の不安もあったのですが、リハビリでやってきたことが正しかったのか、筋肉痛もないし、息も上がることがありませんでした。それは嬉しかったですね。今週から実戦復帰となるので、少しでもいい結果を残していってチャンスを掴むつもりでやっていきたいです。ファンの皆さんも改めてよろしくお願いします。

※次回のコラムは6月22日(金)に更新予定です!以下は6月9日にインタビューした内容です。

休養期間は体幹トレーニングなどに挑戦!

-:結果的に、まるまる東京開催が休みという結果になってしまいました。休養期間の日々の過ごし方はいかがでしたか?

:ギブスを外してから、本格的に体幹トレーニングや木馬に乗ったりしていました。1週前時点で捻る動きに対してちょっと痛みを感じていましたが、日常生活は問題なかったですね。自分の食生活も見直したりしました。それに、ネットで調べて新たな体幹トレーニングの方法などをちょっと調べたり。さすがにギブスをしている最中はどうにもなりませんし、レースの結果如何で余計なことを考えてもしょうがないですからね。

-:その箇所をやったのは初めてですよね。

柴山雄一

:初めてですね。そもそものこんなに休んだの初めてですからね。(今までは)休んでも1カ月くらいだったもんね。

-:週末はレースを観られたりもしていたと思うんですけど、客観的に競馬を観られていかがでしたか。

:僕が乗っていた馬が活躍していたなと。ちょっと悲しい気持ちで観ていましたね。サトノアレスもマイルだとやっぱり走りますね。負けはしたものの、強い競馬でしたよ。

-:本来は6月の1週目から競馬に復帰する予定でしたよね。

:調教も今週(6月5日)からにしました。先週の段階だと医師にも「絶対に落ちないで。落ちたらまた絶対に折れるから」と言われていたから。

柴山騎手おすすめ 函館の名店は?

-:これを読んでくれる人は観光がてら函館競馬場にいくこともあるかもしれません。函館の街でオススメのお店はありますか?

:普通の居酒屋さんだけど、五稜郭近くの炭小屋というお店。去年も2回くらい行ったかな…。調整ルームの食事では筋子おにぎりだね。これはファンの人らは食べられないでしょうけど(笑)。

-:柴山騎手はあまりお酒を飲まない方なのに、お気に入りの居酒屋ということはそれだけ点数が高そうですね。休養期間で気になった馬や騎手はいましたか?誰かが上手くなったなとか、このレースが良かったな、と印象に残ったことは。

:休んでいて感動したレースが一つありますね。ミルコ(デムーロ騎手)が乗ったグラデュエイト(牡3、美浦・加藤征厩舎)。あの馬をあんな乗り方をして、勝たしてスゲェみたいなね。でも、あの馬を勝たすには、あの乗り方しかないだろうなという感じですもんね。すごく気難しい馬だから。未勝利のレースだけど、あれはちょっと感動しましたね。気の悪いところを出して、このまま勝てずに終わるんじゃないかなというイメージがあったんでね。俺が乗っていたら、絶対に勝てへんねんやろうなと。

柴山雄一

休養前の中山では人気薄での勝利などが続いた最中
4月15日の福島競馬で落馬負傷、戦線離脱してしまった

-:段々距離が短くなっていきましたからね。

:うん。それも良かったんでしょうけどね。それにしても、1200でも気が悪いところを出したりするからね。あんなに普通に格好良く勝たせるのはすごいなと思いましたね。

-:それこそ、ルメールさんが乗っても勝てなかった訳ですからね。

:そうですね。普通に考えると、クリストフよりミルコの当たりの方が良かったんだろう。分かりやすくいえばミルコの方がパワータイプのジョッキーだからね。

高速馬場は内枠がベター

-:今年も函館の馬場が速くなるとしたら、芝で気を付けたら良いことはありますか?ある程度、内枠の方が良いということになっちゃいますか。

:内枠でしょうね。それにやっぱり一番はスタートを気を付けないといけないという感じですかね。そういう馬場だと、ちょっとでも遅れると小回りだから余計に致命的になっちゃうから。

-:ちなみに、ダートで馬場が速かった場合というのも、やっぱり小回りなので、ある程度内枠が有利になってきますか。

:内枠で前が有利ですね。

-:函館の良さというのは、継続して観る楽しみもあるのかなと。

柴山雄一

:同じ馬が使っていますからね。ちょっと地方に似ている感じがあるね。

-:そうですね。実際、場所というか、環境に関しても地方みたいで、街で競馬をやっている感じですね。

:本当にそうですよ。

-:函館開催での目安というより数字的なものよりも、感覚を戻しつつというところになりますか。

:今年は函館から復帰みたいな感じだから、何勝したいかよりも、本当に納得出来る競馬をして、ちょっと感覚も取り戻してという感じですかね。