名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
初日は中京で騎乗 リスタートの2021年としたいです!
2021/1/4(月)
今年もよろしくお願いします。
昨年は関西への移籍、チャンスという以前に乗鞍も減り、厳しい一年でした。今年は騎乗数も最低500鞍以上には持ち直したいですし、年間30勝以上。なおかつフェアプレー賞を目指していきたいです。その上で重賞を狙えるような馬にも巡り会えたらと思います。
ということで初日は中京からのスタートになります。中山でも騎乗依頼があったのですが、先約もあり、こちらにしました。
6Rのリキサントライは休み明けという感じはしますが、札幌2歳Sは前々での競馬をイメージしていたところ、後ろをついて回るような内容に。切れるよりはしぶといタイプ。少頭数でもありますし、今回はもう少し中団より前のイメージで臨みたいです。
8Rのサンマルエンパイアはもう少し相手なりにやれそうな印象があったのですが、近走がひと息。ロスのない競馬で挽回できればと思います。
この年末年始は社会情勢もありますし、特に変わったこともせず、ゆっくり過ごしました。もともとお酒を飲む量は他より少ないかと思いますが、年末だけは飲んだかな。といっても「ほろよい」のチューハイを1本か2本という程度ですけどね(笑)。
30日だけは追い切りに出て、年明けは2日から乗っていますが、昨年から栗東に来て、ようやく環境に馴染めつつあるのかなと思います。まだまだ周りにも知ってもらわないといけないと思いますし、そのためにも今年はとりあえず本場で乗っていこうと思っています 。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。