名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
一度騎乗した経験を活かして勝利に貢献したいです
2021/1/8(金)
ゲートは出てくれて、競馬自体は思ったように乗れたものの、切れ味比べで離される結果。レースが終わってからは「次はダートを使ってみても良いんじゃないか」と先生とは話しました。良いものは持っているだけにダート替わりで素質を発揮できればと思います。
今週も中京での騎乗になります。日曜のセイカヤマノは自分で競馬を作れないタイプですが、前回は向こう正面でも気を抜かさず走らせることができました。勝った相手は先週の昇級戦でも走っていたように強かったですが、安定はしていますからね。前回乗った感触では疲れもなさそうでしたよ。
メイショウボサツは一度乗せてもらったことで感触は掴めました。最後に気を抜く面に気をつけつつ、スムーズに流れに乗りたいですね。管理する西浦先生も引退が間近、トップハンデとなりましたが、何とか勝利に貢献したいです。
月曜のインバシオンは前回外を回り過ぎましたし、違った乗り方も試したいところ。もう少しやれて良いと思うんですよね。
関東の方は緊急事態宣言の発令と、まだまだ予断を許さない状況は続きますね。昨年無観客開催ながらも何とか競馬を続けられましたが、今年も一人一人が体調管理に気をつけつつ、競馬を止めないようやっていきたいものです。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。