
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
馴染みのある血統の新馬で楽しみです
2021/10/1(金)
人気が人気だけに一発穴を開けられたら良かったのですが、聞けば相当な人気薄だったそうですね。強い馬を相手にやれたのはフロックではないと思いますし、自己条件でもチャンスはありそうです。
桶狭間Sのタイガーサイレンスは脚抜きのいい馬場が合わなかったですし、1700mを使った後の1400mで追走も忙しかったですね。
今週の中京では、日曜のスリージャスティスは陣営がダート替わりはもともと良いと思っていたそうで新馬からの上積みに期待したいところ。積極的な競馬ができればと思います。
新馬のダイバリオンはアップクォークやストレンジクォークといった僕も乗せていただいたことのある馬の弟。聞くところまだ背腰の緩さはあるようなので、早め早めに行くよりも終いを活かすような競馬が良さそう。晩成傾向の血統でもあるように感じますが、上は活躍していますし、楽しみです。
次週から3場開催。来週からは新潟で騎乗しようと考えています。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。