
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
今週は新潟で騎乗します!
2021/10/15(金)
その先週、日曜メインのトキメキは惜しい一戦。あの頭数で外枠という割引材料もありましたが、結果的にはもう少し追い出しを我慢していれば、もっと際どい争いになったんじゃないかと思います。このクラスでもハマればやれる能力はあると感じましたし、あの着差だけに惜しい内容でした。
他のレースでは新馬のジャスミンフローラはまだ体に緩さがあって前半の追走が叶いませんでしたが、最後は良い脚。距離を延ばして中団くらいで運べれば、未勝利を突破できる素質はあると思います。
不可解だったのが阪神で乗せていただいたヒルノサルバドール。いつもなら抑えるのに苦労するようなタイプでしたが、前半から全くらしさがなく首を捻る気配でした……。
今週も新潟での騎乗になりますが、土曜のブレッシングレインはワンペースでどこかで動けるタイミングで動いてもらいたいとのこと。少頭数でもあり、何とか結果を出したいところです。
飛翼特別のロマンスマジックは前回の千直では不利があったそうで適性は感じているとのこと。枠も変わればもう少しいいところがあるのではないでしょうか。
日曜のヴァンデスプワールは3歳未勝利馬ですが、やれる素質はありそう。何とか勝利に拘りたいですね。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。