
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
今週は中山、中京での騎乗です!
2021/12/3(金)
目当ては鹿島特別のパイプラインですが、前回の中山は良い頃の行きっぷりがなかったところ、大崩れしなかった内容には収穫を感じました。砂を被っても、馬込みでも大丈夫でしたし、今度は以前のようなダッシュがつけば変わり身があっていいはず。素質的にはこのクラスでもやれると思っています。
日曜中京では3Rのトップザビルは以前の感触でいえば、ここでやれていいはず。馬の気持ちを害さないような騎乗を心掛けたいです。
4Rのメイマックスは素質を感じたものの、なかなか気難しそうな性格。距離短縮は歓迎材料だと思いますし、何とか良いところが出るといいのですが。
鳴海特別のエスケーアタランタは追い切りでは良い雰囲気で走っていました。今週の力を要する馬場でも楽に追走できていましたね。一連以上の結果を期待したいです。
次週は阪神と中京で騎乗。日曜の中京では、美浦にいた頃にお世話になっていた藤沢和雄先生の管理馬に乗せていただく予定で楽しみです!
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。