
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
勝てる能力はある馬 上手く条件が向いて欲しいです
2022/6/17(金)
ただ、周りの馬を気にする性格と距離短縮での多頭数を考慮すると、条件や展開は選ぶ印象。未勝利を突破できる素質は持っていると以前から変わらず感じているのですが、どちらかといえば開催が進んだ馬場の方が競馬はしやすいタイプ。それだけになるべく差しが利く流れになってほしいです。
UHB杯のクリノアリエルは現時点で乗せてもらっていないだけに未知数ですが、追い込みのイメージ。こちらも前が残るような流れにならないことを希望しています。
先日から函館のテニススクールに通い始めました。競馬場近くの割に、今のところ厩舎関係者などの姿はなく、地元の方々ばかりなのですが、上手い人が多い。僕も久々のテニスということもあり、足腰や腕など普段では出ない筋肉痛になりましたよ。いい運動になりそうです。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。