
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
新潟ではアルジャンナに騎乗します
2022/10/14(金)
先週は急遽の騎乗変更。また潰瘍が再発してしまいました。今回は今までと違った薬を処方していただき、それが合っているようですぐに回復していますが、騎乗依頼を頂いていた方々には申し訳ない思い。今後は再発しないよう努めたいものです。
今週は土日ともに新潟で騎乗します。土曜のタイキバンディエラは1週前追い切りに乗せていただいたところ、以前よりも成長を感じました。僕が乗せてもらったダートの際はモマれ弱さもあったので、枠は気になるところですが、芝で勝ち鞍があるように見直したいものです。
日曜はセピアノーツに久々乗せていただきますが、過去の印象でいえば、千直は合いそうなイメージ。それだけに夏の千直で結果が出なかったのは意外なものです。
信越Sではアルジャンナに乗せていただきます。既に追い切りでも2度、乗ったところ乗り味はさすがというところ。ただ、課題は気性面でしょう。去勢されているにも関わらず、カッカした性格は否めません。それだけにどんな条件になればハマるのか、未知数な面もありますが、重賞でも好走した実績を思えば、通用していいはず。何とか一発やれたらと願っています。
今週は飛行機で新潟へ向かいますが、全国旅行支援の影響か、飛行機がかなり取れない状況には驚きました。競馬場もにぎわっていたようですし、コロナ禍でなかなか現地に足を運べなかった方々はライブで秋競馬をお楽しみいただければと思います。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。