初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『一風堂の振る舞いラーメン祭にいってきた』
2018/10/16(火)
皆さんこんにちは。ライター大和屋です。突然ですが、皆さん無料は好きですか?僕は大好きです。10月1日の『天一の日』にやむを得ない事情で参加できなかった僕が傷心のまま秋を迎えてはや数週間、そんな傷心の僕に朗報が届きました。
その名も33周年記念、一風堂振る舞いラーメン祭。なんと昼夜各先着333名様にラーメン一杯無料!おまけに替え玉パスポートなるすごいカードまでくれるという太っ腹なイベントです。これは参加しない訳にはいかないだろう。天一ロスを取り戻すためと、特に予定が入っていなかった(つまりは暇だった)のでラーメンふるまわれにいってきました。
向かった先の一風堂は恵比寿店、店によって配布時間異なっていたようですが、恵比寿は10時より整理券を配るそうなので、気合を入れて配布50分前に到着すると、前に並んでいる人はたったの3名。ちょいと拍子抜けな感じもしましたが並びます。
通常お店に並ぶというのはかなり嫌なのですが、無料ということですので文句はありません。むしろ並ぶのは当然です。本を読みつつ待っていると人の列は伸びていきます。30分前で20人くらいでしょうか、まだまだ310人分は大丈夫。列の並びを修正されたりしつつさらに待っていると、かなり想定外だったのですが、カメラが数台やってきました。普通のカメラの人だったらまだよいのですが、TVのカメラまでやってきた。
これは何かのニュースになるのか?つうか四番目ってかなり見切れる可能性が高くないだろうか?先頭の人がインタビューを受けている。これはかなり恥ずかしい。馬主が無料のラーメンに並んでいるだけでなく(いや、それだけでもかなりの恥ずかしさではある)、張り切りすぎて4番目のポジションをゲットしているこの状況、できれば映して欲しくないが、奢ってもらうのに映すな的なクレームをつけるのもどうなんだろうということが頭をよぎる。
大人げないというかあつかましいというか、しかし恥ずかしいことには変わりないので、熟考の挙句カメラから背を向けることで自分の気持ちに折り合いをつけることにしました。
さらにしばらく待っていると、とうとう整理券を配る時間になりました。これで列から解放されると思ってみると、お店の方の説明によるとこのまま並んでいてほしいとのこと。どういうことかと聞いてみると、開店時間が30分早まるのでこのまま並んでいてくれることをお勧めします。
列から一度離れると、番号関係なく列の一番後ろに並びなおしてもらうことになるそうだ。食べるついでに区役所の出張所に行こうと思っていたので、どうしたものかと思ってみたが、あと30分弱ならばとそのまま並ぶことにします。読書を再開し立ちっぱなしで待っていると、とうとう祭開幕の時間がやってきます。店長?らしき人の挨拶と共に、お店が開きます。
ほぼ駆け足で突入しカウンターへと案内されると、前もって注文していたので、すぐにお待ちかねのラーメンがやってまいりました。お願いしたのはシロマルフツウ。無料だからといって手をぬくわけではないしっかりしたラーメンです。
カウンターに置かれたタカナやモヤシも食べ放題。紅ショウガをたっぷりのせていただきます。無料のラーメンは美味しいです。朝からラーメンというおじさんには少々ハードルの高いかと思われた状況でしたが、胸やけすることもなくペロリと食べてしまいました。
なんというか無料というだけでもやしも薫り高く感じられ、高菜もとても歯ごたえがありました。すごいのはそれだけでなく替え玉までさせてもらえるという太っ腹な企画でした。帰りにはお土産として一年間有効の替え玉パスポートまでいただきました。
「ご馳走様でした」と感謝の言葉を述べ、お店を後にしたのでした。一風堂の皆さま本当にありがとうございました。美味しかったです。やっぱり無料というのはうれしいですね。これから一年間替え玉が無料になるのでまた行こうかと思います。
というわけで馬のネタがまったくないので、苦し紛れのラーメンネタの更新でした。ちなみに愛馬カリボール(牡2、栗東・須貝尚厩舎)はゲート試験合格後、熱発のため放牧に出ております。体を作り直すことを考えると、年内のデビューはもしかしたら厳しいのかもしれません。
そしてアウィルアウェイ(牝2、栗東・高野厩舎)はファンタジーステークスではなく京王杯2歳ステークスへと鞍上デムーロ騎手で向かいます。カテドラルやヴェロックスも出走表明しているそうなので、相手が楽だとはまったく思いませんが、東京で見ることができるのはうれしいことかもしれません。
とはいえこの段階でファンタジーステークスを袖にして長距離輸送と牡馬を相手にわざわざ東京に来るのが正解なのかは難しい選択だったに違いないと思ってます。結果がともなってくれることを今から祈っております。頑張ってください!
というわけでジャスタウェイ産駒は順調です。アドマイヤジャスタ(牡2、栗東・須貝尚厩舎)が2勝目をあげ、勝馬頭数も二けたに乗せました。皆に頑張って欲しいと思っていますし、大きい所も是非狙って欲しいです。カリボールも早く入厩してくれるといいですね。
須貝先生いわく「まだまだ弱いところはあるが、これから走ってきそうな感じもある」そうです。ちなみにキャンターは良いそうです。写真を見る限り男の子ではありますが、とてもかわいい印象があります。
言うまでもないですが、彼には特に頑張って欲しいです。というわけであまり競馬ネタがない今日この頃ではありますが、僕は元気にしております。何かあったらまた更新しますのでたまには覗いてみてください。でわでわ。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。