初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『新潟』
2017/10/20(金)
皆さんこんにちはライター大和屋です。先日軽く触れたように今週末、新潟にて土曜日(6R)にはイイナヅケ(牝4、美浦・尾形和厩舎)、日曜日(5R)にはマダムジェニファー(牝2、栗東・須貝尚厩舎)が出走します。500万下と新馬戦の違いはあれど、どちらも牝馬限定戦、どちらも頑張ってほしいと思います。
とくに情報というものもないのですけど調教師の先生たちのコメントを少し書いておこうと思います。まずは土曜のイイナヅケですが、順調に来ていて当初は来週の予定でしたが今週使うことになりました。もともと足元が少し頼りないところはあるものの、動きはなかなか良いらしくどれだけやれるか楽しみだとのこと。はっきりと言っていたわけではありませんがそこそこ手応えを感じているのではないかと思えるような口ぶりでした。鞍上は津村騎手でダート1800mの牝馬限定戦で中央復帰戦を迎えます。
中央再転入を果たしたイイナヅケ
そして日曜日はマダムジェニファーの新馬戦。鞍上は二転三転した結果、今話題の藤田菜七子騎手になりました。減量騎手であることなどが理由にあげられるとは思いますがぶっちゃけ話題性を重視した結果かと思われます。調教師曰く馬自身は勝ち負けの能力があるそうなのでミスなく乗ればいい勝負になるのではないかと思います。藤田騎手はあと一つ勝てばJRA女性騎手の年間最多勝利記録達成になるそうなので、是非ここで決めてほしいと思う次第でございます。
藤田菜七子騎手は栗東でマダムジェニファーの調教にも騎乗
とまあそういうわけでおよそ一年ぶりの愛馬の出走となります。二頭とも勝ってくれれば言うことないですが、まずは無事完走、そして願わくばよいレースをしてくれることを願っております。せっかくなので久しぶりの新潟を存分に楽しんでこようと思います。日本酒に半身揚げ、イタリアンに桃太郎、バスセンターのカレー。何を食べようか今からとても悩ましい。
あ、馬の応援もしっかりやろうと思ってますので皆さん応援よろしくお願いいたします。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。