皆さんこんにちはライター大和屋です。皆さんジュピターゴールドのことを覚えてらっしゃるでしょうか?去年の今頃、友人一同でシンガポールまで応援に行った丸山(担)さん保坂(和孝)さんと他二名の方で、共同所有しているシンガポール競馬所属のお馬さんです。
去年皆で応援したレース(シンガポールギニー)は残念ながら2着に敗れ、一年後のシンガポールダービーで雪辱だと皆の再会を誓い合った、あのジュピター君。その後、調子を崩してあまり芳しくない成績で、熱帯に近い気候の中、このままではあかんと去勢し、ちょいと前の特別レースでは復調の兆しを見せてくれたとのことでしたが、応援行きますよ!と目をキラキラさせながらアピールする僕らに視線を避けるように、いや、まあ、調子が戻っているようならお声かけしますと、どこかよそよそしい口調で目をそらしながらの言葉に、ああ、今年のダービーは勝てる気がしていないんだなと、勝手に推測し日本で星空に向かってジュピター頑張れと祈っていた僕らの元に、こんなラインが届いたのです。

「ジュピターゴールド、シンガポールダービー勝っちゃいました!」

 なんということだ。遠征ツアーを自重したのが完全に裏目でした。セレクトセールの次の週という立て込んだスケジュールというのもありました。しかもよくよく話を聞いてみると、四人いた馬主さん全員が誰一人として仕事の都合がつかなくて現地にいなかったという恐ろしい事実。担さんも保坂さんも日本にいたそうです。記事を見てみると絶対的な1番人気がいたのだが、ジュピター自身は2番人気。レース映像を見れば好位で競馬し直線に向くと横綱相撲で抜け出し。なんとも強い勝ち方でした。

大和屋暁

写真は大和屋さんが昨年、現地を訪れた時のもの

大和屋暁

大和屋暁

ジュピターゴールドを管理する日本人調教師の高岡師と

大和屋暁

 これにて担さんと保坂さんは重賞初勝利。いきなりのG1勝利でしかもダービーという素晴らしい結果。僕個人としてはシンガポールのホーカーセンターでジャンクフードを食べまくりたいという欲求が高まっていたこの時期のことでしたので、現地に行けなかったのがはなはだ残念で仕方ありませんが、ジュピターゴールドはまだまだ現役。これから先も大きなレースを使うことになるでしょう。どこかでまた声をかけてくれることを期待しつつ、ジュピターゴールドの応援を続けていければと思います。

 担さん、保坂さん、そして他2名の馬主さま。今回はシンガポールダービー制覇。おめでとうございました!というわけでシンガポールに行きたくなりました。そうだ、週末は恵比寿でチキンライスでも食べにに行こうと心に誓う大和屋なのでした。