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2018社台スタリオンパレード

日本を代表する種牡馬を擁する社台スタリオンステーションの展示会「社台スタリオンパレード2018」が2月6日(火)に行われた。歴代最多タイのG1・7勝を挙げたキタサンブラック、中距離路線の一線級で活躍し続けたイスラボニータ、サトノアラジン、ロゴタイプなどが新たに加わり、ラインナップはさらに充実した。初年度産駒から大活躍のロードカナロア、ディープインパクトなど名種牡馬たちの現在の姿もお届けする。

キタサンブラック - Kitasan Black -

牡6 サンデーサイレンス系

キタサンブラック
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【馬体診断】胸前、トモにガッチリとついた筋肉もさることながら、何よりも一際目立つ雄大な骨格。体高173センチは社台スタリオン繋養馬の中で最も高く、脚もスラッと見せているように長い。一歩一歩が大きく、迫力のある歩様を見せている。引退レースだった有馬記念は馬体重540キロでの出走とかなりの大型馬だが、バランスが良いため全く重苦しさを感じない。産駒に自身の特徴が直接遺伝したならば、きっと骨格の立派な大型馬が多く出ることだろう。

自身は3歳春まで華奢な印象だったように、どちらかと言えば本格化するまでに時間の掛かるタイプだった。裏を返せばそれだけ成長力、伸び代があることの証明であり、もし種付けをするのならば、母方は早期から動ける血統が合っているかもしれない。

【北島三郎オーナーのコメント】
ひと月ちょっとぶりくらいに、ブラックと会いました。変わりなく元気で、このままレース場に行くんじゃないかという体をしています。私も昨日札幌で吉永小百合さんとか一緒にテレビを撮りまして、、今日ブラックに会うのをとても楽しみにしていました。何か久しぶりに会えたら嬉しさでいっぱいです。
ちょうど4年ほど前に体調を崩しまして、頚椎を手術しました。今まで200頭あまりの馬をずっと買って、レースを使ってきたんですけれども、このキタサンブラックは私と出会うそういう“糸”みたいなものがあったのかな。ひょっとしたら、私の体調を崩している間に、ご先祖か神様が「大丈夫だよ、その分ブラックが頑張るから」と送ってくれた私の大事な宝物だと、そう思っています。

【清水久詞調教師のコメント】
元気な姿を久しぶりに見まして嬉しく思っています。競馬でのパフォーマンスは、ご覧いただいたとおりスピード・スタミナ・パワー揃えています。競走生活3年間の中で、ハードなトレーニングのうえに、あれだけのローテーションを走りきりまして、熱発も1回もなく、これといった骨膜ですとか、骨瘤も体中探してもないぐらい丈夫で健康な馬で走り抜いてくれました。そういった丈夫さを子供にしっかりと引き継いで欲しいなと思っております。

【武豊騎手のコメント】
乗っていない時も非常に興味を持っている馬で、顔も凄くハンサムなので、この馬が新馬戦を勝った時に「なんてかっこいい馬だ」と思ってテレビで見てました。古馬になってからコンビを組ませていただいたんですが、実際跨ってみると思っている以上に乗り味が素晴らしいというか、柔らかい馬でした。馬体は大きいんですけど非常に軽さがある。これがなかなかいないんです。コースに入って一歩目に、「ああ、凄い馬だな」と感じて、それから本当にたくさん勝たせていただきました。北島さん、ありがとうございました。ただ、この馬で勝つと、レース後の歌のプレッシャーがいつもあります(笑)。
お父さんのブラックタイドにも乗せていただいていたんですが、サンデーサイレンス産駒の典型的な馬のような感じで、気性の激しさもあったんですが、馬体の柔らかさと普通の馬ではないところに脚が着くような感覚。ディープインパクトのお兄さんですけど、その感覚を非常に受け継いでいるなと、最初にキタサンブラックに乗った時に思いました。なので、それがまた子供たちに受け継がれていくのかなと思うと、非常に楽しみです。本当にこの馬に乗れて、ジョッキーとしてすごく財産になったと思います。ぜひ、この馬の子供でまた勝ちたいなと思います。 北島さん、よろしくお願いします。

3歳の1月末に東京芝1800mでデビュー。2戦目が東京芝2000m、3戦目が中山芝1800mのスプリングSで、デビューから2カ月で足らずで3連勝。アッという間に重賞ウイナーの仲間入りを果たした。母の父サクラバクシンオーという血統背景から常に距離不安を囁かれながら皐月賞3着、秋はセントライト記念、菊花賞を連勝と実績を積み上げながら雑音をかき消していった。6歳時は春の天皇賞をレコードで前年から2連覇。秋の天皇賞は極悪馬場を克服して春秋連覇を達成。ジャパンC連覇はならなかったが、引退レースの有馬記念で圧巻の逃げ切り勝ち。距離・馬場不問のオールマイティーな活躍がどれだけ受け継がれるか楽しみだ。

主な勝鞍:17年有馬記念(芝2500m)、17年天皇賞・秋(芝2000m)、16〜17年天皇賞・春(芝3200m)、17年大阪杯(芝2000m)、16年ジャパンC(芝2400m)、15年菊花賞(芝3000m)

イスラボニータ - Isla Bonita -

牡7 サンデーサイレンス系

イスラボニータ
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【馬体診断】クビさしはやや太く、多少角ばったボリュームのあるトモ。毛色こそ違えど父フジキセキと似たシルエットの持ち主であり、自身の特徴が産駒に遺伝したならばやはりマイル前後の距離を得意とする産駒が多くなるのでは無いだろうか。また、蹄も極端にベタ蹄でも立ち蹄でもない万能タイプなので、母方の血統次第ではダートをこなす産駒が出ても不思議ではない。

フジキセキ産駒はカネヒキリやストレイトガール、サダムパテックのように息長く活躍する馬が多かったが、この馬も2歳から6歳一杯まで故障なく走り続けた。また母父コジーンの産駒もアドマイヤコジーンやエイシンバーリンのように一時期スランプに陥ったとしても復活する成長力を秘めており、この馬もきっとタフな仔を出してくれるだろう。

【栗田博憲調教師のコメント】
イスラボニータが私の所に来たのは2歳の4月でした。遅生まれの5月21日生まれということもありましたが、2歳6月の東京の新馬をアッサリ勝つことができました。昨年暮れの阪神Cまでリフレッシュ放牧を挟みながら25戦しまして、すこぶる順調な競走生活を終えております。気性の方も私と正反対で凄く真面目な馬ですし、距離も1400mから2400mと幅広くこなしております。歩様を見ていただければ分かりますが、凄く柔らかい歩様をしております。これはおじいさんのサンデーサイレンス譲りかと思っています。体型も昔は長方形のようでしたが、いまは7歳となり、父のフジキセキに似てクビさしがしっかりしてきて、長方形になったと思います。現役生活はすこぶる順調に来ていましたし、早くデビュできたこともあり、早期デビューできるような子どもたちを出してくれるのではないでしょうか。

デビュー2戦目の新潟2歳S(G3)で後の桜花賞馬ハープスターに敗れはしたものの、次戦のいちょうSから安定したレースぶりで連勝を重ね、続く皐月賞(G1)も強気のレースぶりで完勝。主戦の蛯名騎手の悲願でもある日本ダービー(G1)で2冠を狙ったが、ワンアンドオンリーとの叩き合いの末、2着に敗れた。古馬になってからは安定して好走しながらも勝ち切れない個性が定着していたが、徐々に距離を縮めて17年マイラーズC(G2)で約2年半ぶりの勝利、引退レースとなった17年阪神C(G2)をレコード時計で勝利。息の長い活躍を続け、見事に有終の美を飾った。フジキセキ産駒トップの本賞金を獲得、芝馬として後継することが出来るか期待が集まる。

主な勝鞍:14年皐月賞(芝2000m)、17年阪神C(芝1400m)、17年マイラーズC(芝1600m)、14年セントライト記念(芝2200m)、14年共同通信杯(芝1800m)、13年東京スポーツ杯2歳S(G3)

ロゴタイプ - Logotype -

牡8 サドラーズウェルズ系

ロゴタイプ
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【馬体診断】現役時代は500キロほどの大型馬で筋肉量が多く、黒光りする毛色も相まって非常に見栄えのする馬だった。2歳G1・朝日杯FSを制しているように仕上がり自体は決して遅くなかったものの、古馬になってからも常に一線級で走り続け、安田記念で復活。父のローエングリンも8歳になってから中山記念を勝ち、父父のシングスピールも6歳になってから連勝で安田記念を制したアサクサデンエンを輩出しているように、父方の血脈は比較的息長く活躍する産駒が多い。

シングスピールの産駒は基本的に時計の出る良馬場を得意としており、この馬も道悪は上手でなかったことから、父系から遺伝した要素が多いと判断している。ロゴタイプ産駒も道悪はそこまで上手くはないのかもしれない。

基本的にスピード能力の問われる芝向きだが、繋ぎはやや立ち気味になっているので、付けられる繁殖牝馬によってはダート向きの仔が出る可能性もある。キャリア30戦中、メンバー最速上がりが1度もなかったように切れ味には欠けるものの、スピードの持続力が産駒にしっかりと遺伝したならば、父を超えるようなマイラーが出る可能性も十分にありそうだ。

【田中剛調教師のコメント】
ロゴタイプがスタッドインしたことに、私は安心の気持ちと喜びでいっぱいです。セールスポイントは、とてもクレバーで速い脚を長く使うような潜在能力を持っております。そして仕上がりの良さ、丈夫さ、成長力、父ローエングリン、母父サンデーサイレンスの遺伝力などのファクターを後ろ盾に種牡馬としての可能性を感じさせる馬です。私の人生の中で忘れられない1頭です。育ての親の末席の1人になったつもりで活躍を応援していきたいと思います。

父ローエングリンは重賞4勝。通算10勝を挙げ、仏G1ムーラン・ド・ロンシャン賞で2着に入る活躍を見せたが、G1未勝利ということで、決して産駒の数が多くない言わばマイナー種牡馬から生まれた個性派マイラー。2歳6月に早々と新馬勝ちを決めると、函館2歳4着、クローバー賞3着、札幌2歳S4着と好走。11月のベゴニア賞で2勝目を挙げると、朝日杯FSで父が果たせなかったG1制覇。スプリングS、皐月賞と4連勝でクラシックホースに上り詰めた。その後3年間勝鞍に見放されたが、6歳春の安田記念でモーリスを破って3つ目のG1タイトルを奪取。全30戦中、22戦で掲示板に載る堅実な走りを見せた。母系にはスプリント、ダート長距離の重賞ウイナーもいて、様々な産駒が現れそうだ。

主な勝鞍:16年安田記念(芝1600m)、13年皐月賞(芝2000m)、12年朝日杯FS(芝1600m)

サトノアラジン - Satono Aladdin -

牡7 サンデーサイレンス系

サトノアラジン
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【馬体診断】 現役時代からかなり見栄えのする馬で、バランスの良さと筋肉量の多さが光る。安田記念を筆頭に1400~1600mの重賞を3勝しているが、脚が長く2000mくらいまでなら問題無さそうな造りをしているので、距離をこなす産駒が出てきても不思議ではない。とはいえ父の筋肉量をそのまま受け継いだとすると、やはりマイル以下のスピードを活かせる舞台で真価を発揮しそうではある。ディープインパクト産駒は蹄の薄い馬が多く、このサトノアラジンも例によって薄い蹄の持ち主。産駒は芝の良馬場で期待できるのではないだろうか。

G1勝利は安田記念の1勝のみだったが、ハマった時の末脚は破壊力抜群であったように、秘めていたポテンシャルは近年の活躍馬の中でも上位のはず。種牡馬となり自身の高い身体能力を受け継いだ産駒の活躍に期待が懸かる。

全姉が14年エリザベス女王杯(G1)、15年大阪杯(G2)の勝ち馬ラキシス。デビュー戦を圧勝したことで注目を集めたが、思うように賞金を加算できずクラシックは菊花賞(G1)の6着のみに終わった。以降はマイル前後の距離に狙いを絞り、自身初の1400m戦となった16年京王杯スプリングC(G2)で新コンビを組んだ川田騎手を背に重賞初制覇。生涯で最速の上がり3F32.4をマークした。馬場が少しでも渋ることを嫌い、後方から末脚勝負に徹するタイプのため取りこぼしも目立ったが、17年安田記念(G1)で大外一気の差し切り勝ちを決めてG1馬の仲間入りを果たした。上質な瞬発力を仔に託し、ディープインパクト産駒の後継争いに名乗りを上げる。

主な勝鞍:17年安田記念(芝1600m)、16年スワンS(芝1400m)、16年京王杯スプリングC(芝1400m)

ドレフォン - Drefong -

牡5 ストームキャット系

ドレフォン
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【馬体診断】16年のブリーダーズスプリントを制した米国スプリントチャンピオン。その肩書き通りの素晴らしい筋肉量を見せており、胴の長さも短く、見た目から短距離適性の高さが窺える。キャリア9戦全てがダート戦だが、蹄の形状などを見ると日本の芝にも対応できそうな雰囲気があり、馬体の造り自体もダート短距離馬とは思えないほど素軽いので、馬場不問の短距離馬を輩出してくれそうだ。繋ぎは母父方のヴァイスリージェント系が利いている影響で立ち気味だが、繁殖牝馬との配合次第で芝馬も出るだろう。

またサンデーサイレンスの血が一滴も入っていないため、近年活躍した牝馬とも比較的交配しやすい。他の新種牡馬と比較してアドバンテージになるはずで、どんな産駒を送り出してくれるか楽しみだ。

2016年の米チャンピオンスプリンター。ヨハネスブルグ、ヘニーヒューズなど日本で成功しているストームキャット系の輸入種牡馬だ。種付け料は受胎確認後300万円。現役時代は2歳11月の初勝利からBCスプリントまで5連勝し、エクリプス賞最優秀スプリンターを受賞した。2017年もダート1400mのG1を圧勝したが、通算9戦6勝で引退した。

主な勝鞍:キングズビショップS(G1、ダート1400m)、BCスプリント(G1、ダート1200m)、フォアゴーS(G1、ダート1400m)