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騎手コラム

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2019年注目すべき若手ジョッキー&トレーナーはこの男たちだ!

これで2019年のトレンドを先取りだ!昨年は外国人騎手の席巻、関東馬および外厩調整馬の活躍、3冠牝馬の誕生、ジャパンCの世界レコードなど、エポックメイキングとなりうる出来事が多かった競馬界。平成の終わりを迎え、さらなる激動が予想される2019年はどんな年となり、どんな人馬が活躍するのか、いち早くリサーチ。冬~春競馬攻略にも役立つヒントが満載の特集を3度に分けてお送りしよう。

騎手

騎手

豪州で揉まれた期待の若手・坂井瑠星騎手

デビュー4年目、伸び盛りの若手ジョッキーナンバーワンはこの男かもしれない。大井競馬所属の坂井英光騎手を父に持ち、デビュー1年目は25勝、2年目は36勝と順調に勝ち星を伸ばしていたが、3年目の昨年は長期にわたるオーストラリア武者修行を経験。
帰国後、早速G1で騎乗するなど、騎乗馬の質も上がりつつある。何より師匠である矢作芳人調教師が、調教師リーディングが掛かった最終週も多くの管理馬を託すなど、男気溢れるバックアップの姿勢を見せているのも好材料。今年、一気に上位戦線に絡んできてもおかしくはない。

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攻めの騎乗を見せる川又賢治騎手

坂井瑠星騎手と中学校で同級生だったのがこの3年目の川又賢治騎手。ガッツ溢れる騎乗で2018年は44勝。これは関東の武藤雅騎手など同期の中でもトップの数字である。決して騎乗馬の質に恵まれているわけでないが、12月も3頭の二桁人気を3着以内に持ってきたように、減量を活かした攻めの騎乗が目立っている。
通算53勝中、40勝は3番人気以下で挙げたもの。人気薄では常にマークしておきたいジョッキーになりつつあるのだ。昨年はエリザベス女王杯でG1初騎乗を果たすなど飛躍の一年となったが、今年はそれ以上の飛躍が期待される。

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関西が誇る理論派大穴メーカー・酒井学騎手

数多くの『穴ジョッキー』と言われる面々の中でも、今最もホットなジョッキーと言えば理論派・酒井学騎手ではないか。ピンとくる人も多いかもしれない。2018年夏の小倉開催終盤。酒井騎手は芝の1200mで次々と大穴を開けたのだ。中でも単勝74.7倍のトシザキミを3着に持ってきた北九州短距離Sはデビュー22年目の円熟の手綱捌きが光った一戦であった。2018年の正月開催でも日経新春杯で7番人気ガンコを3着に持ってくるなど、活躍が目立つ酒井騎手から目が離せない。

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エージェントを付けずにキャリアハイ更新・大野拓弥騎手

デビューから7年連続、通算13回の単勝万馬券を演出している関東屈指の穴男。ローカル開催で腕を磨き、8年目の2012年に年間48勝と躍進、2013年の後半から中央開催を主戦場として2016年には50勝の大台を突破。2017年の夏頃からエージェントを付けなくなり、昨年には75勝、871回騎乗とそれぞれキャリアハイを大幅に更新した。関係者との信頼関係をより強固なものにして、外国人騎手とも対等に渡り合っていきたい。
昨年の傾向から斎藤誠厩舎(4.6.2.23)複勝率34.3%・複勝回収率142%、大竹厩舎(4.3.2.8)複勝率52.9%・複勝回収率107%、加藤征厩舎(1.4.2.3)複勝率70.0%・複勝回収率386%とのコンビを見かけたら要注目。コースだと中山ダ1200m(10.10.7.59)単勝回収率165%・複勝回収率103%。

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美浦のアラサージョッキーが今年も伸びる!

先の大野拓弥騎手にも当てはまることだが、昨年は夏の新潟リーディングを獲得するまでにいたった美浦の石橋脩騎手や、G1初勝利を挙げた藤岡佑介騎手、ノーザンファーム生産馬の騎乗も増え、全日本2歳優駿を制した栗東の北村友一騎手のように、急上昇をみせた30代前後のジョッキーが多かった。年齢的にも脂が乗ってくることだから、それは当然かもしれないが、2019年もそんな傾向がありそうだ。
中でも注目したいのは関東勢。悲願のG1制覇が懸かる三浦皇成騎手、スマートな騎乗フォームが光る津村明秀騎手、新年早々、フェアリーSで重賞勝利を挙げた丸山元気騎手などのさらなる飛躍に期待したい。

調教師

調教師

多くの素質馬を復活させる『再生工場』田中博康調教師

年明けの時点で管理馬は37頭。開業2年目でこれだけの頭数を揃えた厩舎はほとんどないのではないか。開業1年目の昨年は13勝。数字以上に内容は濃く、エジステンツァ、キングパールといった近走不振だった転厩馬たちを勝利に導き、厩舎としてG1初挑戦だった暮れのホープフルSのコスモカレンドゥラは、終いよく粘って8番人気ながら4着と健闘した。馬を立て直すことに長けている印象があり、まさに『田中博康再生工場』と呼んでもいいレベル。ノウハウを掴んでくるであろう開業2年目は更なる活躍が期待される。。

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重賞初勝利は間近の栗田徹厩舎

2018年は美浦の厩舎がG1初勝利を挙げたことは記憶に新しい。もちろん陣営の努力の甲斐があってこその成果ではあるだろうが、「西高東低」と云われて久しい中、関東馬のレベルが上がっていることの兆しともいえるだろう。そして、2019年、重賞戦線でその名を目にすることが増えてくるとみているのが、開業9年目を迎える栗田徹調教師だ。
昨年もグレイシア、デンバーテソーロ、アルクトス、キューグレーダーといった管理馬たちが重賞で上位人気に支持されたように初タイトルは時間の問題で、中でも3、4歳勢の層は厚い。調教はコース追い、特にウッドが主体のようだが、管理馬によって様々なコースを併用しているところが見受けられるように、馬にあったメニューを考慮しているようだ。馬券的には、田辺裕信騎手や戸崎圭太騎手を配してきた際は特に狙い目だろう。余談ではあるが、師の夫人の父である栗田博憲調教師が今年2月をもって定年を迎える。親族の思いも背負う年になるのではないか。

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