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騎手コラム

コンテッサトゥーレ

(牝3、栗東・安田隆行厩舎)

安藤勝己

【安藤】5点

出遅れた紅梅Sの切れ味が見事やったから期待しとったチューリップ賞が案外。あれが馬場なのか距離なのかは今回ではっきりするけど、上位組に水をあけられた感は否めない。レッドオーヴァルあたりに似た雰囲気も感じなくもねえが、ルメールが乗ると穴人気もするやろうしな…。オレが乗るなら2走前を習って、ゲートを出た場合でも内でジッと脚を溜める競馬に徹してみる。それでも展開がハマッて掲示板の端までというイメージ。

ムーンエクスプレス

(牝3、栗東・鈴木孝志厩舎)

安藤勝己

【安藤】4点

陣営の本音で言えば、フィリーズRを勝って本番に進みたいところだったんじゃないかな。阪神JFは4着やったけど、どっちかと言えば1400m向きやし、馬体重の面でも成長が物足りないね。デビューからずっと手綱を取ってる松山が一番そう思っとるはずやけど、やっぱりこれまでと同じ乗り方では掲示板も難しいと思う。距離がシビアということを考えればこの内枠はいいはずやで、ギリギリまで溜めて直線勝負もアリかもしれない。

ノットフォーマル

(牝3、美浦・中野栄治厩舎)

増沢末夫

【増沢】2点

フェアリーSを見ても、逃げの型がベストであることは明らか。前走のフラワーCは最内から勝ったアルビアーノが逃げて、いかにも展開がかみ合わなかった。能力的にG1では厳しい気がしないでもないけど、黛には意地でもハナを切ってほしいところ。

トーセンラーク

(牝3、美浦・菅原泰夫厩舎)

増沢末夫

【増沢】1点

大きな不利があった阪神JFはノーカウントとして、フェアリーSはもう少しやれると思ったけどな。出走間隔も微妙だし、騎手目線では強気になれない。何頭か行きたそうな馬もいるから、スムーズに3番手くらいで運べれば理想。

ペルフィカ

(牝3、栗東・岡田稲男厩舎)

安藤勝己

【安藤】4点

フィリーズRがマイナス6キロで、目一杯に権利を取りに行ったクチ。力はあるし、マイルも問題なさそうやけど、ローテーションの面でどうかという懸念がある。ただ、菱田は若手の中でも注目しとる騎手やし、自分の腕で掴んだ出走やからね。硬くならずに、ここも自由に乗らせてもらったほうがいい。着ではなく一発を狙う気持ちがあるんであれば、いつもより一列前で流れに乗せてもいいと思うけどな。

レッツゴードンキ

(牝3、栗東・梅田智之厩舎)

安藤勝己

【安藤】7点

キングカメハメハ産駒やけど、オレから見ると母系色が強い感じ。馬場が悪かったチューリップ賞は前で運ぶつもりだったにしろ、久々と相まっていつもよりも行きたがった。ただ、自分で競馬をつくって、厳しい展開でもバッタリは止まっとらんし、逆転されたココロノアイと能力は双璧やと思う。メンバー的に今回は好位で進められるはずやし、有力馬の中で最も展開はかみ合いそう。あとは、無敗で来とる3頭との力関係につきる感じやね。

クルミナル

(牝3、栗東・須貝尚介厩舎)

安藤勝己

【安藤】4点

馬場が敗因であることは明らかやけど、期待しとったチューリップ賞があまりにも何もなかった。2連勝した時の相手もそう強くはないし、正直ここで好走してくるほどのイメージが沸かない。言い換えれば、池添は気楽に好きな乗り方ができるということなんやけどね。さすがに今回のメンバーに切れ味勝負を挑むのも刻やから、好位で流れに乗せて、少なくとも見せ場を演出する競馬がベターやと思う。

ルージュバック

(牝3、美浦・大竹正博厩舎)

増沢末夫

【増沢】10点

今になってきさらぎ賞のレベルが疑問視されてるけど、その前の百日草特別がレコードでベルーフとミュゼエイリアンに勝っているわけだから。ハイペースなら脚が溜められるし、スローなら行くこともできるということで、現時点では死角が見当たらない。そもそも戸崎は展開によって柔軟に対応してくるタイプだから、そう位置取りには拘らないと思う。唯一の懸念といえば一強状態でマークがきつくなることだったけど、他も揃ってそうはいっていられない相手関係。センスと性能の違いで、4連勝は当確だと思うけどね。

アンドリエッテ

(牝3、栗東・牧田和弥厩舎)

安藤勝己

【安藤】6点

チューリップ賞はメンバー最速の切れ味で、権利を取るにはあの乗り方しかねえって競馬。道悪を苦にしないのが分かったのは収穫だけど、相手も強化する本番で、同じ乗り方ができるかどうかは疑問。それでも、駄目でもともと、ユウガは昨年ハープスターでした競馬をやってみればいいんじゃないかな。今年はプレッシャーもかからないしね。こと評価になると、気にならなくもないけど、印が回るかどうかのボーダーライン上といった感じ。

アースライズ

(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)

安藤勝己

【安藤】2点

フラワーCはコウセイが起死回生の騎乗やったけど、アルビアーノの強さばかりが目立った一戦。除外対象ではあったものの、どうしてもという感触なら、手放さそうなもんやからね。正直、まだ型が決まってないような状況だし、幸は桜花賞の雰囲気を楽しみながら、ひとつでも上の着順を目指すだけやね。

キャットコイン

(牝3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)

増沢末夫

【増沢】9点

同じ厩舎でショウナンアデラのリタイアは残念だったけど、前向きに捉えれば、一頭に神経を注げるわけだからね。案外、同厩で星の潰し合いは嫌なもんだよ。この馬のセールスポイントは、地味だけどどんな位置からでも馬群を割ってこれること。フルゲートのG1でそれは大きな強味になる。3連勝中なのに、また手頃な人気で出走できるというのもいいし、ヨシトミも大ベテランだから平常心で臨めるだろう。いつものように、出たなりの位置から進めて、あとはライバルとどっちが強いかという正攻法。

ローデッド

(牝3、栗東・荒川義之厩舎)

安藤勝己

【安藤】3点

いかにも乗り難しそうな馬でケイタからの乗り替わりは痛いと思ったら、川島も未勝利に乗って勝っとるんやね。ディープ産駒ということもあるし、前2走の中山よりも、阪神外回りのほうが向いてそう。無難な競馬をしても総合力で勝る馬が何頭もいるから、重要なのはとにかくゲートを出して前付けすること。川島としてはヤル気をアピールしたいよね。

クイーンズリング

(牝3、栗東・吉村圭司厩舎)

安藤勝己

【安藤】7点

デビューから徐々に距離を縮めているという珍しいタイプ。それで3連勝と底を見せてないし、マイナス20キロかつ適性よりも短そうな1400m勝つんやから能力は間違いない。ただ、馬よりも人優先で使ってきたローテやで、この桜花賞に関してはどうかなと思う部分がある。オレが乗るなら、次のオークスも見据えて競馬を進めるけど、ミルコは桜花賞が一番勝ちたいレースみたいやから…。底を見せてないという部分で蹴れはせんけどね。

テンダリーヴォイス

(牝3、美浦・萩原清厩舎)

 
増沢末夫

【増沢】7点

テン乗りだけど、よく福永が空いていたよね。アネモネSは相手が弱かったとはいえ外枠から完勝しているし、彼とは手が合いそうな気がするな。他が自滅するのを待つじゃないけど、得意の好スタートかロスなく立ち回っていれば、相手なりに大崩れはなさそうな気がする。さすがに勝つイメージまではないけど、何といってもディープインパクト産駒だし、関東馬だからと贔屓目に見ても押さえておいたほうがいいと思う。

ココロノアイ

(牝3、美浦・尾関知人厩舎)

増沢末夫

【増沢】8点

道悪を苦にしないステイゴールド産駒というのもあるけど、チューリップ賞は思った以上に強かった。今までは気性的に危うい面もあったけど、今はレースに集中できるようになっている。今年はたまたま、特に関東馬のレベルが高いだけで、例年なら大本命でもおかしくない実力馬。この桜花賞に関しては、ノリがどこまでソツのない競馬をするかどうかにつきると思う。どちらかと言うと極端な位置取りをする騎手だし、今回は2、3番手で進めても不思議じゃない。

メイショウメイゲツ

(牝3、美浦・小島太厩舎)

増沢末夫

【増沢】2点

いかにもトライアル勝負で、アネモネSで権利を取るのが本番だったという感じ。桜花賞に出走することが馬主さんへのプレゼントみたいなもんだよね。状態はともかく、血統的には何の問題もないし、騎手とすればひとつでも上の着順を目指すだけ。

レオパルディナ

(牝3、栗東・高橋康之厩舎)

安藤勝己

【安藤】3点

フィリーズR組には何頭かおるけど、この馬も勝って本番に進みたかったクチやと思う。阪神のマイルでは間違いなく1ハロン長いし、よほど展開に恵まれないと見せ場も危ういところ。ユタカちゃんなら着順をあげるために最善の策を練ってくるはずやけど、恐らくは後方から何頭交わせるかという競馬じゃないかな。この後は昨年のベルカントと同じような感じになりそう。

クールホタルビ

(牝3、栗東・清水久詞厩舎)

安藤勝己

【安藤】2点

いかにも気性が難しそうなタイプやし、早熟系というか、2歳で大仕事を終えてしまった感じ。綺麗に乗ったら何となく回ってくるだけになりそうやから、玉砕覚悟で逃げる競馬をしてみるのも手。いずれにせよ、ここに出とるだけで馬主孝行やと思うわ。