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  • 有馬記念

水上学の血統プロファイリング

過去10年・トレンドジャッジ

近走が1400m以下でも構わないのだが、デビュー以来1400m以下しか使っていない馬は、ヒモはあっても1着がない。反対に1800m以上しか経験がない馬は、トールポピーやソウルスターリングが勝っているようにあまり気にしなくていいだろう。

アルテミスSが新設されてからは、その連対馬が主流になっており、目下4年連続で阪神JFでも連対している。一方ファンタジーS組の苦戦が目立つ。2013年以降連対馬がおらず、3着が1回あるだけだ。

ディープインパクト産駒は2勝、2着も1回だけだ。ハーツクライ、ダイワメジャー、ステイゴールド産駒に適性のあるレースだ。

過去10年・連対馬血統

年月日 馬場状態 馬名 種牡馬 母父馬
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今年のポイントは?

適性で全幅の信頼を置けないディープインパクト産駒が人気を分けそうな気配。ダノンファンタジー、シェーングランツをどう評価するか。

前走重賞実績組と、特別組の力量の比較。

有力馬・血統MMチャート

ダノンファンタジー 7点

(牝2、栗東・中内田厩舎)


現在、ディープインパクトに非主流の牝系を付けることが多くなっているが、この馬は南米牝系との配合(マカヒキ、サトノダイヤモンドなどが代表例)。母の父ノットフォーセールは、日本ではビワハヤヒデやコジーンでお馴染みの、カロの血を引くグレイソヴリン系。なおカロを経由しないグレイソヴリン系にはトニービンがいる。
ただ、南米牝系の常として、底力よりも軽いスピードの持続力、切れが押し出される。ファンタジーS組不振の傾向もあり、本質的に、瞬発力や底力を要する舞台は少し割り引きたい。個人的には京都がベターだと思う。ただ現時点での完成度は高い配合でもある。

シェーングランツ 8点

(牝2、美浦・藤沢和厩舎)


こちらはディープにドイツ牝系の配合。これまでのこの配合はトーセンレーヴやジョワドヴィーヴル、ワールドエースなど、早熟で尻すぼみになることが多いが、本馬の母はドイツの名牝スタセリタで、一族にはビワハイジ、ブエナビスタやマンハッタンカフェらもいる(トーセンやジョワドもそうなのだが)。来年はともかくとして、2歳の使い込まないうちは信頼度が高そうだし、阪神を得意とする馬が多い。過去に3連対しかないディープ産駒だが、この配合ならこなしそう。

クロノジェネシス 9点

(牝2、栗東・斉藤崇厩舎)


ノームコアの半妹で、近親にフサイチエアデール、フサイチリシャールらがおり、さらに今回出走するビーチサンバとも近親関係になる。こちらは日本の馬場、阪神との相性も保証された一族となる。
父バゴが地味だが、過去にはクリスマスがここで4着。また桜花賞でオウケンサクラがチューリップ賞4着、桜花賞2着となっており、阪神マイルとの相性は悪くない種牡馬といえる。1600mへの短縮は若干不安も、バゴ牝馬ということで不問としたい。勝ち負けを争える底力の持ち主だ。

ビーチサンバ 9点

(牝2、栗東・友道厩舎)


クロノジェネシスとは同い年ではあるが、クロノの母の従妹がこの馬となる。全兄フサイチリシャール、4分の3同血の姉ライラプスという早期完成型血統。ライラプスはこのレースで2番人気に支持されながら7着に終わっているものの、敗因は出遅れとハッキリしていて、2ヶ月後にはクイーンCを制した。全兄フサイチリシャールは中山の朝日杯FSを勝っていて、坂はむしろ歓迎だろう。アルテミスSは出し抜けを喰らったようなところがあり、勝ちと同等の評価をしたい。

レッドアネモス 7点

(牝2、栗東・友道厩舎)


新潟マイル、中山マイルと正反対の形状のコースで連勝と、器用さは随一。前に行ける強みもある。伯父にアグネスアーク、近親にコイウタ、サンライズソアがおり、父系に関係なく安定している牝系だ。ヴィクトワールピサ産駒は出世馬が少ないが、その中には桜花賞馬ジュエラー、3歳G1戦線で活躍したパールコードらがいて、牝馬型種牡馬のようになっている。ただしここまでの2戦の内容の時計レベルはさほどでもない。完成は来年だろうが、押さえは必要か。

伏兵馬・血統MMチャート

ウインゼノビア 6点

(牝2、美浦・青木厩舎)


直線の長いコースでも勝ち鞍があり、レースぶりも器用だが、よほどスローにならないと、場を問わず使える上がりに限界があるタイプ。ある意味他力本願になりそうだ。配合自体の底力がありすぎて、おそらくベストは中山のようなコースではないだろうか。今回はやや割り引きたい。

メイショウショウブ 7点

(牝2、栗東・池添兼厩舎)


芝で切れず、ダートで初勝利。だが前走は再度芝へ戻ってのデイリー杯2着でアッと言わせた。ダイワメジャー産駒の牝馬だから仕上がりはかなり早い。一族にはヒシアマゾン、アドマイヤムーンらがいるケイティーズ牝系の名門で、そこに前走のポテンシャルがあるのだろう。人気になりにくいタイプで、複穴には入れておきたい。

プールヴィル 6点

(牝2、栗東・庄野厩舎)


父ルアーブルは、レッドゴッド系ラーイの血を引く欧州のマイル血統、牝系はドイツという種牡馬。プールヴィル自身の母方は、グレイソヴリン系でフランス血統。かなり重厚で、スピードには欠けるが、常に能力だけは走れる根性があるタイプ。切れ負けする公算が高いので、余裕があれば押さえる感じか。

ジョディー 7点

(牝2、美浦・戸田厩舎)


仕上がり早いダイワメジャー産駒で、母はイギリス由来のドイツ産馬。スピードはやや減殺も、底力がある配合。一族には北米で活躍したコングラッツや、武蔵野S勝ち馬シーキングザベストがいるというダートでも走る牝系だ。ここまでのレースを見ると、逃げられないと厳しい感じであり、単騎で行けるかどうかがカギ。馬力型ゆえに逃げたらしぶとく、ヒモ押さえはする必要があるかも。

タニノミッション 5点

(牝2、栗東・中竹厩舎)


母ウオッカが注目だが、ここまでの繁殖成績は癖のある晩成型が揃っている。父インヴィンシブルスピリットは、自身の競走成績、日本での産駒成績、共に芝短距離に特化している。もちろん、東京でマイルを勝ったこの馬には当てはまらない可能性もあるし、母の血が強く出ているかもしれないので一概には言えないものの、種牡馬としてはスケールが小さい印象で、ましてやキャリア1戦では推しづらい。

ベルスール 5点

(牝2、栗東・今野厩舎)


半姉は一昨年の5着馬ヴゼットジョリー。だが父がスウェプトオーヴァーボードに替わり、全姉ベルルミエールのように、1400m特化型に出ている。こうなると阪神のマイルでは厳しいのではないか。

ローゼンクリーガー 5点

(牝2、栗東・高橋亮厩舎)


ノヴェリスト産駒はいまだ小粒な傾向があり、2歳戦の内は短いところの芝で結構走るものの、頭打ちになってくる。母父フジキセキも絡んで、この馬は1400m特化型に出ているようだ。阪神マイルは適性的に厳しいのではないか。

阪神ジュベナイルF

総合点ではディープ産駒2頭、シェーングランツとダノンファンタジーは高くなったが、この2頭で序列をつけるなら、あくまで適性ならシェーン>ダノンとみる。ただ、阪神JFに必要な底力という点で、今回はクロノジェネシス、ビーチサンバを優勢と見たい。穴なら人気になりづらいメイショウショウブ、ジョディーあたりか。
※上記はあくまでも水曜時点の見解。枠順はもちろん直前の馬場傾向なども踏まえた最終結論は、レース前夜に【血統トレジャーハンティング】にて公開します。

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