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水上学の血統プロファイリング

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過去10年・トレンドジャッジ

桜花賞やオークスの舞台と真逆のコース形状で行われるという点は、基本ながら認識するべき。

あくまでデータだが、過去10年、8月以降に一度も出走していない馬が3着以内に入ったことは一度もない。さらにさかのぼると、2007年ウオッカが宝塚記念以来で3着に敗れている。ただし、06年カワカミプリンセスがオークス以来ぶっつけで完勝、2着アサヒライジングが7月のアメリカ帰りで2着となっており、過度に気にする必要はないだろう。

血統傾向はサンデー系で母方欧州型の重厚なパワータイプという配合が優勢。

過去10年・連対馬血統

年月日 馬場状態 馬名 種牡馬 母父馬
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
稍重 1
2
1
2
1
2
1
2

今年のポイントは?

なんといっても史上5頭目の牝馬三冠に挑むアーモンドアイがポイント。小回り2000mへの適性をどうみるか。ウオッカが3着、ジェンティルドンナもハナ差辛勝ということで、適性の薄い馬は苦戦するコースでもある。

アーモンドアイが勝つと判断すれば、ヒモ穴はどれなのか。また中間で順調さを欠いたラッキーライラックをどうとるか。

10月10日時点では、何とか道悪は回避できそうな見込み。純粋にスピードの持続力が求められることになりそうだ。前に行きたい馬が多く、緩みのない流れが見込まれる。

有力馬・血統MMチャート

アーモンドアイ 9点

(牝3、美浦・国枝厩舎)


母フサイチパンドラはオークス2着、秋華賞3着、女王杯1着。3歳から4歳の安定度は抜群だった。後方一気、早仕掛けでマクる競馬、さらにオークスでは好位差しもできると、自在性も身に着けてきた。瞬発力持続力をハイレベルで兼備しており、穴は見当たらない。とはいえ、早く動くこともできるので小回り2000mもこなすとは思うがベストではないのは確かだし、内枠を引いて出負けした場合、あるいは大逃げ馬が出現した際には取りこぼしもあり得ないわけではない。このあたりは勝負の綾のレベル。

カンタービレ 8点

(牝3、栗東・中竹厩舎)


サンデー系にゴリゴリの欧州牝馬の配合。器用さがあり、立ち回りならアーモンドアイに勝る。相手にトラブルがあれば、負かす可能性のある馬の1頭だ。近親に目だった馬はいないが、遠縁にはエンドスウィープがいる。アーモンドアイがいなければ、今年はこれで勝ち負けと断言できるほどの馬。

サラキア 8点

(牝3、栗東・池添学厩舎)


ドイツ牝系で、底力のある配合。ディープとは相性の良い配合パターン。母サロミアは独オークス馬。チューリップ賞、フローラS、白百合Sを見れば、もともと世代上位の力があるのは明白だった。問題は出遅れ癖があること、使える脚が短いこと。つまり乗り方が難しい馬で、その点ではからずも慣れた池添騎手に手が戻ったのはプラスに捉えたい。

ラッキーライラック 6点

(牝3、栗東・松永幹厩舎)


春はアーモンドアイにねじ伏せられたが、2歳から3歳春までの牝馬戦線を引っ張った馬。ただ最初から直行を決めていたアーモンドアイと違い、右トモが放牧先で腫れてぶっつけ本番になったことは大きなマイナス。早熟血統ではないが、アーモンドアイやカンタービレ、サラキアと違って母方が完全に北米血統の配合で、ダート色が濃い。秋華賞の好走ベクトルとは逆になっているのがやや心配だ。

伏兵馬・血統MMチャート

プリモシーン 6点

(牝3、美浦・木村厩舎)


ディープ産駒だが、母がファストネットロック×ストラヴィンスキーの配合は、やはりマイル以下でこその血統だ。母馬モシーン自体は2500mの豪VRCオークス馬だが、ディープとの配合となるとスピードと瞬発力が前面に出てくる。高速馬場になった場合は合ってはいるが、持続力優先の舞台は逆の目に出る恐れがある。

ミッキーチャーム 7点

(牝3、栗東・中内田厩舎)


ディープ×ダンシリの配合は秋華賞向きとみる。ダンシリは去年の1,3着馬ハービンジャーの父でもある。北海道の1000万を勝っての出走はティコティコタックの成功例がある。前走札幌戦が8月5日だったので、天災による帰厩スケジュール遅れにも巻き込まれることがなかった。今年は上がり馬が秋に入って潰されているが、上位馬の回避やトラブルがあって目が出てきた。あとは同型脚質馬との兼ね合い。行きたい馬が多いだけに、その点は心配。

ダンサール 7点

(牝3、栗東・須貝尚厩舎)


母はアルゼンチンの2冠牝馬。南米血統だから平坦の高速コースの適性は高いはず。500万勝ちとは言え、エクレアスパークルを0秒9ちぎったのだから、能力は1000万勝ちレベルのものがあると判断していいだろう。秋華賞は意外と母方が重厚な血統の方がいいので、この軽さは少し心配だが、素材は確かだ。自在性も同じ上がり馬のミッキーチャームよりありそうだし、デムーロ起用が不気味。

ランドネ 6点

(牝3、栗東・中竹厩舎)


ロベルト系の傍流血統の父ブレイムに、エーピーインディという異色の配合。どちらかというとダート寄り。行きたがる面があるので、今回逃げたい馬が揃った舞台は突っ張ってきた馬に反応してしまうと行き過ぎる恐れがある。単騎大逃げなら3着あたりの粘りも期待できるのだが……。印を回すかどうかは枠の配置をみたい。

ラテュロス 5点

(牝3、栗東・高野厩舎)


ディープ産駒で母方は完全にダート血統。どちらかというとパワータイプであり、坂のあるコースか、渋った馬場の方が期待できそう。そうでなければ超ハイペースでもつれた場合に少し気になる程度か。

ウラヌスチャーム 6点

(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)


ローズSの最後の脚は目立っていた。母アメジストリングは小回りを得意としていて、ルーラーシップ産駒だから父からも小回り適性は受け継いでいそうだ。速さには欠けるが、混戦になってインがもつれた際に大外から馬券圏という可能性はある。

秋華賞

枠と小回りに一抹の不安はあるが、アーモンドアイの優位は揺るがないだろう。ただ、カンタービレの適性はかなり高く、アーモンドアイが極端な枠を引いたり出負けなどのトラブルがあったりした際にはわずかながら逆転の可能性も。春の既成勢力が強い年だが、穴の期待はダンサールか。
※上記はあくまでも水曜時点の見解。枠順はもちろん直前の馬場傾向なども踏まえた最終結論は、レース前夜に【血統トレジャーハンティング】にて公開します。

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