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過去10年・トレンドジャッジ

今の菊花賞はスタミナだけではなく、馬場が速くなったことと、前半スロー必至もあって、長いところばかり使って実績を挙げてきた馬では厳しい。もちろん、2400mは楽にこなすくらいのスタミナは必要だが、それに加えて、スピードの持続力が必要。
目安としては、1000万以上の2000m、2200mでの高速対応だが、上がりだけ速いレースでは厳しく、数字の見た目の速さより、後半5Fが緩みなく流れた展開を好位から差して勝ち切った経験が望ましい。

血統面では、かつてはダンスインザダーク産駒やその孫が知られたが、近年はブライアンズタイムを中心としたロベルト系が主流。
父に持つのは07年3着馬、09年3着馬、12年2着馬、13年1着馬、14年3着馬。母の父では08年2着馬、09年1着馬、10年3着馬、17年2着馬。途切れた2015,16年も、一応掲示板には載っている。

ステップレースで見ると、神戸新聞杯が圧倒的に優勢で、過去10年、神戸新聞杯3着以内馬が必ず1頭は馬券対象となり続けている。単純に考えると、上位3頭の内から軸に何を選ぶかが近道かもしれない。

過去10年・連対馬血統

年月日 馬場状態 馬名 種牡馬 母父馬
不良 1
2
1
2
1
2
1
2
不良 1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2

今年のポイントは?

去年に続いて、神戸新聞杯勝ち馬=ダービー勝ち馬が出走してこない。その去年は神戸新聞杯最先着馬のキセキが勝利。今年でいえばエタリオウとなる。また同様のケースだった08年は、神戸新聞杯1,2着馬が共に回避したが、勝ったのは最先着の3着だったオウケンブルースリだった。エタリオウには心強いデータか。

ただ今年は、人気のブラストワンピースを筆頭に異例のローテと上がり馬が揃った。ある意味、データやジンクスが試される年だろう。

なお幸い、金曜以降は京都は晴れの日が続く模様。馬場適性は一切気にしなくて良さそうだ(17日昼現在の予報)。

有力馬・血統MMチャート

エポカドーロ 8点

(牡3、栗東・藤原英厩舎)


2000m戦で後半息の入らない展開を好位から差すという菊花賞馬に求められる条件を、皐月賞というG1の舞台でやってのけた。母は確かに短距離馬だが、これは過去の好走馬を見れば問題なし。母父がダート短距離血統というのも先述の例に合致。逃げをメイショウテッコンに譲っての競馬ができる自在性も強み。前走は躓く不利が大きく、巻き返し必至。

ブラストワンピース 8点

(牡3、美浦・大竹厩舎)


瞬発力お化けのような馬で、同産駒ではディアドラとタイプが似ている。これは母のキングカメハメハ×フジキセキという配合によるものだろう。近親に菊花賞2着アルナスラインがいる。ただ、ここまでの競馬がラスト3Fに特化しており、前半かなりのスローからの高速上がりのレースでのみ勝ち切っている点が少し気になる。脚をタメにタメていると、3角以降下り坂~平坦の京都では届かない恐れも。

エタリオウ 9点

(牡3、栗東・友道厩舎)


詰めの甘さはあるが、これは母方にダート短距離の血を凝縮させているからだろう。系統こそ違え、母方の構成はエポカドーロに似たものがあるし、父はステイゴールドでその点もエポカに近いものがある。ただステイゴールド×ダート血統では持続力に特化しすぎており、上位は必至でも、今回も勝ち切れるかどうかは微妙。連軸、複軸としての最適馬か。

ジェネラーレウーノ 7点

(牡3、美浦・矢野英厩舎)


父スクリーンヒーロー産駒からは、菊花賞3着馬(不利がなければ連対は確実だった)ゴールドアクターがいる。母方の組成もゴールドアクターに似ていて、その点は評価できるのだが、直線急坂コースでのパフォーマンスがあまりにも高い。京都で力を出し切れるかどうかは未知数。ここよりは有馬記念向きか。なお、ここで取り上げた馬の中では唯一のロベルト系。その点ではここでも望みがある。

フィエールマン 8点

(牡3、美浦・手塚厩舎)


ディープインパクト産駒で、母方はスーパークリークの父系にファバージ×リュティエという、かなり古めの欧州重厚超スタミナ血統。ひと昔前の菊花賞なら喜んで飛びつきたい、かなりのステイヤー配合である。しかし、今の菊花賞ではやや流行りを逸した感。スピードに欠ける恐れあり。万一予報が外れて雨が降った際、あるいは前半からレースが流れて上がりの掛かるマクリ合いになった時には面白い。後者となる観測はなきにしもあらずなので、高い評価はしておきたい。

伏兵馬・血統MMチャート

グロンディオーズ 6点

(牡3、美浦・田村厩舎)


外国人騎手しか騎乗していない徹底ぶり。今回もモレイラ騎手だ。鞍上人気も出そうだし、抜群の安定味は魅力だが、ここまでの相手のレベルを考えるとあくまでも試金石。前走の時計は速いが、後半だけの上がり特化型。ルーラーシップ産駒で半兄ムスカテールの牝系だから、本質は詰めの甘いタイプで、大舞台では善戦までと見ているのだが……。

アフリカンゴールド 6点

(牡3、栗東・西園厩舎)


半兄にドバイワールドC勝ち馬アフリカンストーリーがいるが、母の父ゴーンウエストは日本では底力のない、また中堅止まりのタイプが目立つ。また後半のスピードが不足しており、菊花賞の定番の流れに対応できるかは半信半疑。

グレイル 8点

(牡3、栗東・野中厩舎)


父ハーツクライは、かねてから書いてきたように現役のJRA種牡馬の中ではトップクラスのスタミナを伝えるのが特徴。母方はダート色こそ薄いが、スピードタイプのデインヒル系×重厚なレインボウクエストに、ブラックホークやピンクカメオを出した快速牝系が絡んでおり、速さを強く押し出している。後半のスピード勝負の経験がないが、血統からは対応可能。後方からの競馬が続いているが、京都2歳Sのようなある程度出していく競馬ができれば。

メイショウテッコン 7点

(牡3、栗東・高橋忠厩舎)


父マンハッタンカフェが菊花賞馬だが、産駒はスタミナよりもパワーに特化したタイプが多く、坂のあるコースの中距離がベター。また母方は米国のダート中距離血統で、しぶとさはあるものの、スピードの持続力にはやや欠ける。距離的には2000前後がベターで、中山や阪神なら2400,2500もこなすというタイプ。今回の舞台では少し割り引きたい。

ステイフーリッシュ 5点

(牡3、栗東・矢作厩舎)


ステイゴールド×キングカメハメハは一見スタミナがありそうだが、気性的に前向きなタイプ同士の配合は意外と距離がもたないことが多い。グレイルとは近親になるが、折り合いが巧いハーツクライとは違うし、ステイゴールド単体のエタリオウとも違う。長距離では割り引きたい。

コズミックフォース 5点

(牡3、美浦・国枝厩舎)


キングカメハメハにネオユニヴァース牝馬との配合。スピードの乗りに問題がありそうだ。ハイペースの中距離を前で粘るという、まさにこの馬がこれまで見せてきた競馬のパターンが最良なのだろう。今回は厳しいのではないか。

グローリーヴェイズ 7点

(牡3、美浦・尾関厩舎)


父がディープインパクトでも、母の父がスウェプトオーヴァーボードでは一見距離が厳しいように見える。しかし先述のダート短距離母父と菊花賞の相性には適合するし、何よりこの馬の場合は牝系がかのメジロ牝系で、オーソドックスな日本の長距離血統。スピードとスタミナのバランスは良い。前走はスピード持続展開の2000mで先行抜け出し。重賞戦線でもすでに春に上位で戦えていて、その点はグロンディオーズより評価すべきだ。伏兵の1頭。

ユーキャンスマイル 7点

(牡3、栗東・友道厩舎)


力量的には見劣るが、母父にかつての菊花賞御用達種牡馬のダンスインザダークを持つことがどうしても気になる。近年の菊花賞では時代遅れなのかもしれないが、ある程度速くなってクラシカルな菊花賞の流れになれば侮れない。加えて、母ムードインディゴはローズS、秋華賞共に2着と秋に本格化し、古馬になってからは府中牝馬Sを制した「秋馬」。近親チャペルコンサートはオークスでの先行粘り込み2着でアッと言わせた馬。つばき賞でクラスが低いとはいえ後半のスピード対応もできている。印は回したい。

菊花賞

大混戦。軸としてはエタリオウが最も無難に思えるが、勝ち切れるかどうかは微妙。エポカドーロも同様で、この2頭は崩れないとは思うが、アタマというシーンも描きづらい。本命選びには直前まで悩まされそうだ。
ブラストワンピースやフィエールマンには注文が付きそう。また戦績からは適性が見えないが、血統からの潜在力に賭けたいのはグレイル。上位評価必至。伏兵としてグローリーヴェイズ、ユーキャンスマイルを買っておきたい。
※上記はあくまでも水曜時点の見解。枠順はもちろん直前の馬場傾向なども踏まえた最終結論は、レース前夜に【血統トレジャーハンティング】にて公開します。

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