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騎手コラム

【京都金杯】過去10年・トレンドジャッジ

とにかく内枠が有利なレース。09年以降は、16年を除いてすべて4枠以内同士で連対し、その16年にしても1,3着は4枠以内。とにかく軸は4枠までに入った馬かとるべき。

休み明けは苦戦が目立つ。10月以前に出走していない馬が馬券になったことは、過去10年で1例もない。今年は大半の馬がクリアしているので問題なさそうだが。

ハンデが重くても問題ないし、軽くても有利にはならないのだが、ただトップハンデは過去10年で3連対のみ。

とにかく内枠が有利
10月以前の休み明けは苦戦必至
トップハンデは苦戦傾向

過去10年・連対馬血統

年月日 馬場状態 馬名 種牡馬 母父馬
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
稍重 1
2

今年のポイントは?

前走マイルCS組の評価。

2016年のリゲルS5着以来、生涯2度目のマイル出走となるスズカデヴィアスの評価。

有力馬・血統MMチャート

ウインガニオン 6点

(牡6、栗東・西園厩舎)


16年勝ち馬のウインプリメーラと同じく、ステイゴールド産駒の牝馬で先行馬。マイルCSは大敗したが、大外枠では厳しかった。内枠を引けば一変の可能性はあるものの、なぜか京都での実績が全くない点は気になる。押さえまでか。

スズカデヴィアス 6点

(牡7、栗東・橋田厩舎)


キングカメハメハ産駒は冬の京都は安定して走る。またドクターデヴィアス、マークオブディスティンクション、プルラリズム、シンコウキングらがいる世界的良血。2000mから1600mへの短縮がカギで、牝系は本質的には中距離タイプだけに楽観はできないが、能力の絶対値が高いので押さえた方が無難か。

ダノンメジャー 5点

(牡6、栗東・橋口慎厩舎)


マイルでの勝ち鞍もあるが、本質は1800mから2000m向きかもしれない。ステイヤーの母系の影響が強く、マイルベストの父ダイワメジャーの血がそれを中和している感じだ。また良績が暖かい時期に集中しており、冬場への疑問もある。苦戦か。

ブラックムーン 6点

(牡6、栗東・西浦厩舎)


去年は差し遅れて凡走。後方一気のために、直線に坂のないコースでは前を捕まえきれないのだろう。自力の瞬発力があるタイプではないので、前が坂で止まることが必要になってくる。さりとて出していくと切れが鈍る。高い評価はしづらい。

ラビットラン 7点

(牝4、栗東・角居厩舎)


ダート種牡馬のタピット産駒ではあるが、母が重厚な芝中距離血統で、こちらの影響で芝でもそん色なく走れているのだろう。マイル適性は前走でも証明したが、京都外回りでどこまで追い込めるかは、ブラックムーンと同じように坂のないコースではやや確実性が下がる。突き抜けるにはよほどハイペースにならないと厳しいか。

レッドアンシェル 9点

(牡4、栗東・庄野厩舎)


冬場に強いマンハッタンカフェ産駒、リゲルS勝ちからの順調度、京都実績もある。死角は少ない。叔父にはキングジョージを勝ったナサニエルがいて、牝系は重厚であり、軽い切れだけに留まらない。内枠を引いたらかなり有力だ。

伏兵馬・血統MMチャート

カラクレナイ 6点

(牝4、栗東・松下厩舎)


桜花賞までの走りが嘘のようなスランプに陥っている。マイルだとある程度出していけるし、祖母レッドチリペッパーを思えば芝のマイルなら狙いたいところだが……。ローエングリン産駒で決して早熟ではないので、コンディションさえ整えば巻き返しはある。内枠を引けたら押さえておきたい。

キョウヘイ 7点

(牡4、栗東・宮本厩舎)


詰めは甘いが、決して道悪要員ではないところを前走のリゲルSで見せつけた。京都はベストコース。サンデーサイレンスの3×3という超近親配合で、一発大仕事をする可能性は捨てきれない。また母の父が京都外回りベストのダンスインザダーク。穴で一考したい。

クルーガー 8点

(牡6、栗東・高野厩舎)


キングカメハメハ産駒で、スズカデヴィアスのところで書いたように、冬の京都実績は高い種牡馬。マイルCSも0秒3差に迫る追い込み。直線はどこまで届くかのレースになりそうだが、血統や適性はドンピシャだ。ドイツ牝系で冬場も向く。

京都金杯

レッドアンシェルの優位は揺るがないか。クルーガーが相手筆頭、スズカデヴィアスはあくまで押さえに留めたい。穴はキョウヘイか。ただし、枠による上げ下げは必要。とにかく軸は4枠以内から。上記の馬たちのどれが入るか……。
※上記はあくまでも29日時点の見解。
年齢は2018年の表記