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騎手コラム

キズナ

(牡5、栗東・佐々晶厩舎)

ディープインパクト
キャットクイル
母父Storm Cat
通算成績13戦7勝
重賞勝利 13年東京優駿(G1)
14年大阪杯(G2)
13年ニエル賞(G2)
13年京都新聞杯(G2)
13年毎日杯(G3)

パドックの姿には要注目

前回から少し締まった程度で大幅に良化した気配はない。いい頃は、もっとハリがあって筋肉の盛り上がりもあった馬なので、そこまで回復したとは思えない。思っている以上に骨折の影響があるのかもしれない。
ただ、脚元を気遣った処置はしていないので、骨折箇所を心配する必要はなさそうだが……、レース当日まで馬体の変化には注目したい。良くなっていれば威風堂々とした姿でパドックで周回しているだろう。

ウインバリアシオン

(牡7、栗東・松永昌厩舎)

ハーツクライ
スーパーバレリーナ
母父Storm Bird
通算成績22戦4勝
重賞勝利 14年日経賞(G2)
11年青葉賞(G2)

叩かれて状態はアップ

屈腱炎と闘いながらの調整が続く中、これだけ締まった馬体を維持できているのは正直、驚かずにはいられない。厩舎スタッフの努力もさる事ながら、この馬の精神力があってこそだろう。
若干痩せて写っているが、肩とお尻のボリュームは十分で、むしろ休み明けだった前回より良く見える。ベテランの経験を活かせれば見せ場以上を期待できるかもしれない。

ラストインパクト

(牡5、栗東・松田博厩舎)

ディープインパクト
スペリオルパール
母父ティンバーカントリー
通算成績20戦7勝
重賞勝利 14年金鯱賞(G2)
14年京都大賞典(G2)
14年小倉大賞典(G3)

有馬記念より確実に良化

大柄で見栄えのする馬だが、中距離に適した体型だと思う。馬体に関しては前走以上に良くなっている印象で、距離を克服出来るかどうかに尽きる。
有馬記念よりは確実にいい状態に見えるので、この状態でどこまでやれるのか楽しみだ。左前にテーピングをしているが、これは保護の為なので気にしなくていい。

カレンミロティック

(セ7、栗東・平田厩舎)

ハーツクライ
スターミー
母父A.P. Indy
通算成績28戦6勝
重賞勝利 13年金鯱賞(G2)

当日までにひと絞り

ハーツクライ産駒特有の気難しい面を持っていて、写真で見ても落ち着きのなさが伝わってくる。ただ、この馬はいつもこんな感じなので気にすることはない。
それよりも少しお腹周りが太く見えるので、この1週間でどこまで絞れるか、注意したい。阪神大賞典よりもマイナス体重で出走できることがベストだろう。

アドマイヤデウス

(牡4、栗東・橋田厩舎)

アドマイヤドン
ロイヤルカード
母父サンデーサイレンス
通算成績10戦5勝
重賞勝利 15年日経賞(G2)
15年日経新春杯(G2)

まだ成長の余地あり

馬体にメリハリのないタイプだが、逆に長距離に合う体型とも言える。疲れの残った状態には見えないし、馬体のハリも十分。
前回の日経賞から、それほど変わらないメンバー構成だけに目の離せない一頭になりそうだ。もう1ランク成長しそうな余地を残した状態だが、現状でも軽視できない雰囲気がある。

ラブリーデイ

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

キングカメハメハ
ポップコーンジャズ
母父ダンスインザダーク
通算成績20戦5勝
重賞勝利 15年京都記念(G2)
15年中山金杯(G3)

連戦も好調をキープ

年明けから月1回のペースで使ってきた馬とは思えないほどよく見える。長距離で戦う馬にしては少し筋肉量の多いタイプだが、状態は確実に良さそうだ。
現時点でやや重く見える馬体だが、この一週間で締まりも増してくるだろう。時計の速い京都の馬場は、この馬にとってベストの条件なので、ここでも楽しみ。ただし、前回より馬体重が減っていないと息が持たない不安もある。

フェイムゲーム

(牡5、美浦・宗像厩舎)

ハーツクライ
ホールオブフェーム
母父アレミロード
通算成績15戦5勝
重賞勝利 14~15年ダイヤモンドS(G3)
14年アルゼンチン共和国杯(G2)
13年京成杯(G3)

非常にバランスのいい馬体

コンパクトにまとまった馬体で非常にバランスの良い馬だ。姿勢よく立っているのに、表情には張り詰めたところが見え、いい意味で集中している。輸送してちょうど良くなりそうな感じなので、この馬の力は出せそうだ。
極端に遅い流れだと決め手に泣くかもしれないが、ある程度流れたら一発の可能性もありそうだ。

デニムアンドルビー

(牝5、栗東・角居厩舎)

ディープインパクト
ベネンシアドール
母父キングカメハメハ
通算成績16戦3勝
重賞勝利 13年ローズS(G2)
13年フローラS(G2)

苦手の京都も克服可能

古馬牝馬らしい枯れた馬体になってきたものの、腰が高いのは相変わらず。前回より締まって、引き続き好調をキープしている。京都の下り坂を苦手にしているのは、腰高の体型からきているのかもしれない。しかし、3歳時からはかなり馬体は成長しているので、過去に苦手だった京都コースも克服出来そうな状態だ。
瞬発力に長けたディープらしい体型で、硬い馬場を味方にする可能性は十分ある。

クリールカイザー

(牡6、美浦・相沢厩舎)

キングヘイロー
スマイルコンテスト
母父サツカーボーイ
通算成績30戦6勝
重賞勝利 15年アメリカJCC(G2)

湿った馬場なら台頭も

芝の中距離で活躍する馬にしては珍しく手先が重いタイプだ。キングヘイロー産駒は胴の長い産駒が多く、この馬も父の影響が強く出た馬体だと思う。このメンバーで戦うには少し見劣りするのも事実だが、見た目以上の戦績を挙げているので、秘めた能力を持っているのは確かだろう。
左前の蹄が立っていて、柔らかい馬場を掴みやすそうな脚。雨で湿った芝なら面白そうだ。

サウンズオブアース

(牡4、栗東・藤岡健厩舎)

ネオユニヴァース
ファーストバイオリン
母父Dixieland Band
通算成績11戦2勝

馬体締まればチャンスあり

5ヶ月の休養明けを使ったが、まだ完調の一歩手前といった感じだ。前回でも強めの調教で仕上げていただけに、本質的には使いつつ良くなるタイプなのかもしれない。
ただ、輸送競馬より近距離の京都の方が精神的な負担は少ないので、当日の気配さえよければ好走の可能性もある。パドックで写真よりも締まったシャープな馬体なら、チャンスは膨らむだろう。

ホッコーブレーヴ

(牡7、美浦・松永康厩舎)

マーベラスサンデー
ホッコーメモリー
母父ダンシングブレーヴ
通算成績28戦5勝

馬体はピークに近い

日経賞を使って一気に良くなっている。これなら昨年以上の結果を期待できるかもしれない。手先の重いタイプで時計の速い舞台は不向きに思えるが、結果が出ているので見た目だけではわからないタイプなのだろう。
研ぎ澄まされた馬体の雰囲気で仕上がりはピークに近い。レース当日まで、この状態を維持出来ているのか、パドックで確認してほしい。あまり、大人しすぎるとピークを過ぎている心配もある。

フェノーメノ

(牡6、美浦・戸田厩舎)

ステイゴールド
ディラローシェ
母父Danehill
通算成績18戦7勝
重賞勝利 13~14年天皇賞(春)(G1)
13年日経賞(G2)
12年セントライト記念(G2)
12年青葉賞(G2)

29日(水)、出走回避が発表されました

毎回、調教後の立ち写真撮影なので、馬体が濡れていてあまりよく見せない。低迷期は見栄えの悪さだけでなく、お尻の筋肉量が寂しく写っていた。しかし、今回はお尻にボリュームがあり、3連覇のかかったレースに向けて上昇気配が窺える。
パドックでは見栄えするタイプなので、ハリのあるお尻を維持できているかチェックして欲しい。