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最も記憶に残っている天皇賞(秋)は
ウオッカに敗れたダイワスカーレット

菊花賞の手記はまずまずの評判だったと聞いた。ウインバリアシオンやないけど、天皇賞(秋)にも苦い思い出があるで、この話から書いとかなあかんやろう。オレの記憶に一番残っとるのは、ハナ差で負けたダイワスカーレット(第138回)だな。上手く乗れなかった、あの競馬で2着に来るんやから、とんでもない能力の馬やと言うことで。

ある程度は予感してたんやけど、調教からテンションが高くて、あの日の返し馬に行くのもそうやった。ゲートはユックリと思ってたけど、やっぱりガチーンと出たからね。最初から普通は落ち着くとこでも、まだムキになってたから。それで、3コーナーを回る時にすごいペースで行ってることが分かったから。これは絶対に飛んだなと思って。4コーナーを回って、半分諦めて追ってたら、追っ掛けてくる馬がみんな脚を使っちゃって、最後はみんな止まりだしたんやね。差し返したように見えてるけど、あれはバッタリいってないだけ。脚はある程度は上がってたんやけど、それでもあれだけ頑張る能力は凄いなと思ったわ。あの時はウオッカが差してきて写真判定やったけど、ゴールした時から勝ったイメージは全くなかった。というよりも、勝つ、負けるという感じじゃなかったもんな。仮にあれでハナ差残していたとしても、ちっとも嬉しくなかったと思う。

ただ、あのレースを経たことで次の有馬記念は逃げようという覚悟ができた。1回使ってから多少は落ち着いたこともあるけれど、その時点で作戦はもう決めとった。あの馬は1回も出していったことがないんや。有馬の時も決して出したわけじゃないけど、無理して下げんというだけのことで、スタートは少々イレ込んでいてもいつも速いし、すぐにトップスピードになってくるから。いつもゲートを出て、位置なんか取りにいったことがない。それで最初から下げることをしてたんやけどね。考えたら最初から馬任せで行ってたら、全部勝てたかなと思うけどね。余談も入ったけど、あの天皇賞(秋)が今でもずっと頭に残っておるな。

天皇賞

伝統の天皇賞の歴史を遡っても屈指の名勝負とうたわれたウオッカVSダイワスカーレット


第134回優勝 ダイワメジャー前哨戦のレース振りがポイント

勝ったダイワメジャーのレースは上手くいったというか、併せるともうひと伸びする馬やから、4コーナーはサッーと流していって、早目早目で。それで直線向いたら、どれが相手かなと思ってくっ付いていって。兄弟でも、スカーレットとはタイプが丸っきり違ったから、メジャーは脚を溜めることができた。当時は4番人気だったのかな。それ程自信というのはなかったけど、追い出しでもどっちにもブレないし、すごく安心して乗れる馬だったからね。直線で併せる形になれば、追い合いになるとしぶといから、そういう競馬に持っていこうかなと。瞬発力勝負だけはしちゃいかんなと思っとった。

逆に翌年は9着に敗れたんやけど、状態が全然良くなかった。勝ったのはメイショウサムソンやったけど、レース内容はあんまり覚えてないんだよね。それよりも、毎日王冠を使った時点から、雰囲気が良くなかった。そのことのほうが鮮明に覚えておる。それでも、その後にマイルCSを連覇するんやから、大した馬やったわ。メジャーについてまとめると、勝った時はそれなりの感触が向かう時からあった。毎日王冠で勝った後が良い状態で、良いリズムでいってた時だった。翌年の毎日王冠3着の時は大したメンバーじゃなくて負けたの。状態もリズムも良くねえなと思っての天皇賞(秋)だったから。そういった意味で、今年も毎日王冠から向かう有力馬が多いから、あの前哨戦は参考になるんやないかな。

天皇賞

安藤勝己とのコンビではG1を3勝したダイワメジャー


毎日王冠組VS京都大賞典組

まずは毎日王冠組から連覇を狙うスピルバーグやけど、それこそが前述したダイワメジャーのパターン。いくら海外遠征帰りの緒戦、今年は十分な賞金もあったにせよ、昨年と比べて見せ場がなさすぎた。それなら、圏内に入った3頭を上に見たい。

勝ったエイシンヒカリやけど、レース後にユタカちゃんもいの一番に課題をあげたように、枠順から展開までかみ合っての勝利。1ハロン延びる2000m、それも東京コースは並の馬では逃げ切れへんし、今度はロスなく立ち回るための内枠がほしい。また、引けたとしても楽な競馬にはならないと思う。ディサイファは札幌記念から使っとるで、どこまで余力が残ってるかだろうね。ただ、一戦毎に立ち回りが上手くなっとって、展開に応じた競馬ができるのも強み。久々にG1で四位クンのお立ち台も見たいけどな。3頭の中で一番上積みがデカイのはイスラボニータや。エビちゃんが脚を計れたというか、最後の直線で馬が自然に悪癖を見せたのも良かったよね。どうしてもあの馬は1頭になるとソラを使うんや。併せ馬になっとったら前哨戦で弱点を掴めなかったし、一生懸命に走らせすぎてしまうのも、大一番を前に考えもの。脚部不安明けとしては丁度良い内容やったで、この馬も面白い存在や。

一方、京都大賞典を勝って臨んでくるラブリーデイも絶好調。あの馬は完全に本格化しとるね。ここにも出走してくるカレンミロティックだって最高に立ち回ったけど、力が一枚違うって競馬で突き抜けた。同じ組とは勝負付けを済ませて、距離にも不安なしってところを見せ付けた上で、一番合っとる条件の2000mや。懸念に見える(ユウガの騎乗停止で)浜中への乗り替わりも、秋華賞を連覇して乗りに乗っとる騎手からね。逆に、ここで空いとったというのも何かの巡り合わせかもしれないよ。

別路線組にも真打ちが…!?

ダービーからぶっつけローテのサトノクラウンも能力的には気になるけど、力試しに毎日王冠を使えなかったのはやっぱり割り引きやね。そんな別路線組から注目しとるのがオールカマーを制したショウナンパンドラや。好不調の波が激しいものの、それが中間のフットワークに表れるタイプ。これを書いとる時点では半信半疑やけど、追い切りの動きに枠順と馬場まで加味できる最終結論は、土曜夕方のメガ盛り競馬新聞で公開や。パンドラに関しては走る時の雰囲気をオレも掴めとるで、そこで◎が打ってあれば自信有りの予想と思ってほしい。

メガ盛り競馬新聞でアンカツ最終結論をチェック!