【京浜盃】地方に敵なし!ハッピースプリントが3歳緒戦を快勝!

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14年3月12日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第37回 京浜盃(S2)(3歳 定量・重賞競走 1着賞金:2000万円 ダート1700m)は、吉原寛人騎手騎乗の圧倒的1番人気・ハッピースプリント(牡3、大井・森下淳厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.47.6(良)。

2着には1馬身3/4差で6番人気・ドラゴンエアル(牡3、川崎・高月賢厩舎)、3着には5番人気・サーモピレー(牡3、船橋・川島正厩舎)が続いた。2番人気のファイト(牡3、船橋・坂本昇厩舎)は先行するも、4着に留まった。 3着までの上位3頭は4月23日(水)の羽田盃(S1)への優先出走権が与えられる。

レガルスイ、サーモピレー、ファイトの先行争いからレガルスイがハナへ。断然の1番人気ハッピースプリントは5,6番手を追走し、脚を温存。道中は淡々とした流れで進む。残り600mを過ぎた辺りからハッピースプリントが進出開始。後続勢も合わせて追い込み始める。直線に入り、粘り込みを図るファイト、サーモピレーに吉原騎手のムチに応えハッピースプリントが迫る。残り100mでは、ハッピースプリントが先頭に躍り出る。直線で後方2番手からドラゴンエアルが矢のように猛追するも、2番手まで。ハッピースプリントが早めに抜け出して快勝。

勝ったハッピースプリントは昨年のNARグランプリ・年度代表馬。その昨秋はホッカイドウ競馬在籍時代に地元の北海道2歳優駿を快勝。2歳ダートチャンピオンを決める全日本2歳優駿でも、余裕たっぷりに中央勢を退け、世代No.1の実力をみせつけた。
今年はドバイ遠征も噂されるなど、その動向に注目が集まっていたが、大井競馬の森下淳平厩舎に移籍。春は南関東のクラシックを歩むことに路線を定めると、新たな鞍上・吉原寛人騎手を迎え、移籍緒戦を好発進。これでダートでは6戦無敗となった。

馬主は辻牧場、生産者は浦河の(有)辻牧場。馬名の意味由来は「幸せ+全力疾走」。

【吉原寛人騎手のコメント】
「(乗り味は)一言でいうと”気持ちいい”ですね。これだけの馬なので無事にレース使って勝つのが僕の仕事なので勝ててホッとしています。馬に乗ってしまえば安心できたので助かりました。大外枠で反応が半分ぐらいでしたが、揉まれなくていいかなとポジティブに考えました。Goサインを出したら一瞬で捕らえに行くような凄い馬で、余力たっぷりでゴールできたので、次につながる競馬ができたと思います。
どういう競馬でもできる馬ですね。レースでの折り合いがつき、Goサインを出したら動くし、ギアも一杯あり、バテた感じもしないですしね。総合的にみても文句のつけようのない良い馬です。プレッシャーを楽しんで乗りました。いい手応えでいつでも前を交わせる、勝ちパターンだなと思い、着差以上に強い競馬ができました。
本番をにらんで、砂を被らせていこうということで、馬の後ろに入れて行ったのですが、嫌々することなく、スローペースでも我慢できて収穫がありましたね。ただ、本番に向け、忙しい競馬をさせたかったのですけどね。初めて乗せていただいて感触も掴めました。いいレースだったと思います。馬は走り足りない感じはあったと思います。ただ、本番を見据えてのレースでしたので、着差を広げて勝つというより、次走へ向けて無理はさせませんでした。距離は延びた方がいいのではないでしょうか。
羽田盃ではドバイエキスプレスのように切れる馬が怖いですね。羽田盃では無事出走できて、負けられないレースなのでコンディション整えてしっかり勝ちたいですね。これだけの名馬に乗せていただけることに感謝し、ダービーまで負けたくない気持ちでいっぱいです。3月23日から金沢競馬が始まります。金沢競馬にも注目していただきたいと思います。これからも遠征に来ますので、応援よろしくお願いします」

ハッピースプリント
(牡3、大井・森下淳厩舎)
父:アッミラーレ
母:マーゴーン
母父:Dayjur
通算成績:8戦6勝
(地方通算成績:6戦6勝)





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