【小倉記念】マーティンボロ 仕上げ万全も「あとは天気」

6日、小倉記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。マーティンボロ(牡5、栗東・友道厩舎)は藤岡佑介騎手が跨っての最終調整。先週に引き続き、終いまでビッシリと追われる意欲的な攻め内容で6F81.6-66.3-52.2-39.1-12.7秒を記録。1秒以上先行した僚馬をクビ差交わしてのフィニッシュとなった。

「ジョッキーも『上向いていますね』と。この追い切りできっちりと間に合いました」と安田調教助手。エプソムCをアクシデントで回避したものの、すぐに目標を小倉記念に切り替え、仕上がりに抜かりはない。

小倉の芝2000mでは過去に3勝。前走から2キロ増えるハンデについても、「56キロは想定した範囲です」と意に介さずといった表情。好条件が揃い、重賞連勝に向けて視界良好と思われた。

ところが、台風11号が沖縄に接近しており、週末には九州地方に上陸する可能性も考えられる。「あとは天気。稍重までは勝ってるけど、決して上手いタイプではない。やっぱり良馬場で走らせたいですよね」と本音もチラリ。万全の状態で、当日の晴天を願う。