【小倉2歳S】クールホタルビ 気性ネックも「力は秘めている」

3日、小倉2歳S(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。クールホタルビ(牝2、栗東・清水久厩舎)は、助手が騎乗して坂路で単走追い。前半は折り合いに気遣いながらの登坂だったが、中盤からピッチが上がると、キビキビとしたフォームで4F54.0-39.1-25.1-12.4秒を馬なりで駆け抜けた。

辻田厩務員は「函館2歳Sの時はテンションが高くなりすぎてたけど、前走はいくらかマシでした。今回もそこが鍵になりますね。先週に速い追い切りをやって、今週は馬なりで。うなりながら走っていました(苦笑)。あとは当日までケアをして落ち着かせるようにもっていきたい。力は秘めていると思うのでね」と愛馬の激走に期待を寄せる。

直線失速した函館2歳S(8着)からも、まだ折り合い面に課題を残すが、デビュー戦は2着馬に3馬身半差をつけて快勝。前走のフェニックス賞では2着に巻き返し、成長した姿を見せており、ここに入ってもスピードはまったくヒケを取らない。

すでに3つの競馬場を経験しているキャリアも大きな武器となるはずで、スムーズに折り合えば一発の魅力は十分だ。