【スプリンターズS】1週前 リチャードG1連覇なるか

24日、スプリンターズS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。高松宮記念の覇者コパノリチャード(牡4、栗東・宮厩舎)は浜中俊騎手が騎乗して坂路で一杯に追われ、4F51.4-38.6-26.1-13.6秒をマーク。準オープンのマイネルアイザックに2馬身ほど遅れてゴールした。

京王杯SC7着以来となる実戦。気になる仕上がり具合だが、宮徹調教師は「筋肉痛で放牧に。帰厩当初はまだまだって感じだったけど、ひと追い毎に状態も上がっているよ」とまずは一安心、といったコメント。

「今週は遅れてしまったけど、坂路の2本目だったからね。テンから飛ばして最後もいっぱいになるまでしっかりと追ってくれた。ぶっつけでG1に使うんだし、目いっぱいにやっておきたかったからね。これで心肺機能も上がってくると思うよ」とG1ホースの底力に期待を寄せる。

休み明けでのG1本番は決して楽ではないが、久々を苦にしない気性、前走から斤量1キロ減、何よりツボにハマった時の強さは重賞4勝の実績が示す通り。スプリントG1春秋連覇に向けて、ラスト1週間でどこまで調子を上げてくるか大いに注目される。