【凱旋門賞】ブノワ10番枠に自信「ちょうど良い」

●10月5日(日) 凱旋門賞(G1)(芝2400m)

日本馬の最大のライバルはこの人馬となるのか―。6連勝中の3歳牡馬エクト(牡3、仏・E.ルルーシュ厩舎)に騎乗するグレゴリー・ブノワ騎手が、競馬ラボの直撃取材に答えてくれた。

枠順抽選会では真っ先に枠を引く形になったブノワ騎手だが、20頭立ての真ん中となる10番枠をゲット。「ベリーハッピー、ベリーパーフェクト!内過ぎず、外過ぎず、ちょうど良いところ。今のロンシャンはどこを通っても関係ないし、良い条件でレースができるよ」と笑顔。内外を見渡せ、ゲート入りも後入れになる絶好枠を早々に手に入れ、納得の表情を浮かべた。

ニエル賞から中2週のローテーションとなるが、この中間は調教でも騎乗。「シャンティイの調教で僕も調教師も、良い状態であることを確かめたよ」と語るように、状態面の確認に抜かりはないようだ。

戦前は仏2冠牝馬のアヴニールセルタンか、エクト、どちらの手綱を執るのか注目が集まったジョッキーだったが、最終的にはエクトを選択。その決断が吉と出るよう、凱旋門賞へ懸ける思いは人一倍のはずだ。「馬場に関しては、良くても悪くても堪える馬じゃない。レースの作戦は特に考えていないよ」と語るその姿は、パートナーに対する自信と信頼そのもの。最後はサムズアップポーズを決めて、健闘を誓ってくれた。

G.ブノワ

G.ブノワ