【凱旋門賞】ジャスタウェイ末脚不発で8着「もう少し前のポジションが…」

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提供：アナタの知らない騎手の世界
●10月5日(日) 仏・ロンシャン競馬場 第93回 凱旋門賞(G1)

半年間にわたって世界レーティングNo.1の座を守り続けたジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)だったが、健闘の甲斐むなしく8着に敗退。ロンシャンの地で世界の脚を披露することはできなかった。

安田記念での激勝から4ヶ月ぶりの実戦となったジャスタウェイ。福永祐一騎手も「状態は本当に良かった。ドバイの時よりも良かったほどで、返し馬では今日は勝ったと思った」と口にした通り、中間から順調な調整過程を経て、満を持しての参戦。14番枠から序盤は後方4、5番手のインを追走し、これまではそこから挽回するだけの末脚があったが、直線でも持ち前の末脚は輝きをみせることなく、ジワリジワリと伸びただけで8着に終わった。

「良いスタートは切れたが、ゲートで待たされたせいか、二の脚がつかなかったですね。きょうは馬場状態をチェックして、内側が硬いと感じていたし、“外よりは内”と決めていました。前の馬も簡単に垂れてくるような馬ではないし、ロスのないインで運びたかった。最後まで伸びていたように、距離は問題ないと思う。結果論でいえば、もう少し前のポジションをとりたかったですね」

こうジョッキーは位置取りに敗因を求めたが、前日段階からも良好な馬場状態で行われたロンシャン開催。現地のジョッキーからは「普段の10月のロンシャンよりは馬場が硬いよ。日本馬にとっては有利な馬場じゃないか」という声も聞こえてきたが、結果的にはその有利なコンディションを活かすことができなかった日本勢。史上最強の布陣、とまで謳われた今年の日本馬の挑戦だったが、もろくも夢は潰えた。

ジャスタウェイ

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