【毎日王冠】ダイワマッジョーレ好仕上がり「いいスタートを」

8日、毎日王冠(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。ダイワマッジョーレ(牡5、栗東・矢作厩舎)は助手を背に坂路で併せ馬。タイセイドリーム(古馬1600万)を追いかける形で一杯に追われ、4F53.6-38.4-24.8-12.1秒の時計をマーク。気合をつけられるとキビキビとした脚さばきで加速し、最後はクビ差先着してみせた。

昨年は京王杯SC優勝、マイルCSでも2着になるなど重賞戦線で活躍。しかし暮れの阪神カップから不本意な競馬が続いており、前走の中京記念は11着に敗れた。今回はそれ以来、2ヶ月半ぶりの競馬となる。

「先週、しっかりと追っているので、今週は上がり重点で。リラックスしていて最初から最後まで綺麗なフォームで走っていたよ。久々の感じはしませんね」と、渋田調教助手はここまでの調整過程に大満足の表情。「秋初戦からいいスタートを切りたいです」と気合を入れた。

東京コースは(2-1-0-1)と好相性。前走は馬場に泣かされて力を発揮できず、開幕週の馬場もプラス材料だ。ここでスランプ脱出を図り、再びG1戦線に名乗りを上げたい。