【天皇賞(秋)】1週前 ヒットザターゲット「力をつけている」

23日、天皇賞・秋(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。宝塚記念、そして前走の京都大賞典とともに4着のヒットザターゲット(牡6、栗東・加藤敬厩舎)は助手を背に坂路で軽めの調整。4F61.9-44.2-28.7-14.5秒で登坂した。

昨年の京都大賞典を11番人気で勝利。その単勝オッズが166.2倍という大穴でファンを驚かせたが、以後勝利はないものの、2走前の宝塚記念では初めてG1で掲示板に載り、前走はメンバー最速かつ自身最速の上がりをマークするなど、母の父タマモクロスの奥手の血が開花しつつある。

清生助手も「前走は外枠の分もあったかな。最後はいい脚を使ってくれたし、力をつけているのを確認できました。レースのダメージもないし、順調にきています」とG1再挑戦を心待ちにしている。

2000mは昨年のこのレース以来も、全8勝のうち5勝を挙げている得意距離。地味ながら宝塚記念ではウインバリアシオン、ジェンティルドンナ、メイショウマンボあたりにも先着している。その時の鞍上・武豊騎手に替わるのも心強い限りで、にわかに一発ムードが漂ってきた。