【天皇賞(秋)】ジェンティルドンナ 新コンビ圭太「スイッチが入っていた」

22日、天皇賞(秋)(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂厩舎)は2週連続で戸崎圭太騎手が手綱を執り、サンライズネオとの併せ馬。併走馬はステッキが入る中、終始、持ったままの手応えで進出し、最後はパートナーを突き放して3馬身先着。G1・6勝馬の貫禄をみせつけた。

「先週はイメージと違っておとなしかったけれど、今週はスイッチが入っていましたね。府中は実績があるし、初戦から動けると思いますよ」

初コンタクトから1週間を経て、変化の過程を語る戸崎騎手だが、態勢が整ったことを確認した様子。この追い切りのために、栗東へ駆けつけた鞍上は充実感を滲ませた。

上半期最後の宝塚記念では、見せ場なく破れ去ったが、右回りコースは3連敗中。一方で左回りでは (4-2-0-0)と崩れ知らず。ジャパンC連覇や、豪快な競馬でドバイSCを制し、世界のタイトルを手中してみせたように、その高いポテンシャルを遺憾なく披露できる舞台は左回りに映る。クラブの規定で来春での引退が既定路線。有終の美を飾るシーズンへ向けて、女王はピッチを上げている。

ジェンティルドンナ