【天皇賞(秋)】フェノーメノ5枠9番「サイドの出方を見ながら」

11月2日(日)に行われる天皇賞(秋)(G1)の枠順が確定。天皇賞春秋連覇を狙うフェノーメノ(牡5、美浦・戸田厩舎)は5枠9番からスタートする。

昨年、今年と春の天皇賞を連覇。秋の天皇賞も3歳で挑戦した2年前に2着とこのレースには深い縁を感じるフェノーメノ。引き当てた枠は5枠9番。斎藤調教助手は「枠はそれほど気にしていなかったですが、真ん中でいいんじゃないですか。この枠なら両サイドの出方を見ながら運べそうです」とリラックスした表情。

春は宝塚記念を使う選択肢もあった中、疲れが抜け切らなかった昨秋を糧に回避。ジックリとここ一本に絞って調整し、万全の仕上げで連覇へ挑むことになる。「あとは天気ですね。道悪もこなせますが、できれば良馬場で走らせたいですね」と空模様を心配するも、パワーに勝るタイプだけに何ら問題はないだろう。

天皇賞春秋連覇となれば、88年タマモクロス、99年スペシャルウィーク、00年テイエムオペラオー、07年メイショウサムソンに続く史上5頭目。天皇賞3勝はテイエムオペラオーと並ぶ大偉業。ちなみにタマモクロスとスペシャルウィークは「9番」から連覇を達成しており、流れは確実に向いてきている。

【天皇賞(秋)】秋三冠へ始動フェノーメノ「得意な舞台」
:最終追い切りの様子と、斎藤調教助手のコメントを掲載。