【みやこS】ブライトライン「前走みたいなことはありません」

5日、みやこS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。昨年の優勝馬・ブライトライン(牡5、栗東・鮫島厩舎)は坂路で福永祐一騎手が騎乗。先週ビッシリ追われていることもあり、フットワークを確かめるように、馬なりで4F53.7-38.5-25.2-13.1秒をマークした。

昨年のこのレースで重賞初制覇。その後は勝鞍こそないものの、JCダート4着、フェブラリーS5着。ドバイのゴドルフィンマイルでも5着に食い込み、G1に近い存在と目される一頭だが、帰国初戦となった前走のエルムSがまさかの10着。その後は無理をさせず、秋に照準を合わせ、じっくり立て直してきた。

「先週のCウッド追いで気合が入ってたし、今週は坂路でサッと。前走時はラストが14秒台で物足りなかったけど、この動きなら上々だよ。このレースを目標に順調に調整できた。前走みたいなことはありませんよ」と寺井調教助手も汚名返上に向け、相当な力が入っている。

京都コースは芝、ダートを通じて3戦無敗。昨年マークした1分49秒2の勝ちタイムは、過去5年良馬場で行われた京都の最速タイム。復活の舞台も整い、ここで連覇を果たしてチャンピオンSでのG1獲りに挑む構えだ。