【ファンタジーS】レオパルディナ 若きトレーナーは距離克服に自信

5日、ファンタジーS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。レオパルディナ(牝2、栗東・高橋康厩舎)は助手が騎乗して坂路で追い切られ、単走で4F54.8-39.1-25.9-12.8秒をマーク。やや軽めの最終調整となったが、1週前追いでは武豊騎手を背にCWコースで併せ馬を消化しており、「1週前にコースで長めを追って、今週は坂路で。ええ、予定通りの調整ができています」と高橋康之調教師は納得の表情を浮かべる。

ここまで3戦2勝。オープン勝ちに加え、重賞2着の実績はメンバー随一のモノ。前走の小倉2歳Sはゴール寸前で伏兵の強襲に遭い、悔しいハナ差負けに終わったが「抜けてからフワッとした隙を付かれたような競馬になった」と力負けではないことを強調。

今回は1Fの距離延長が課題となるが、「前走もフルスロットルで走り切ったわけではないし、1400mでも大丈夫と思います」と自信を覗かせるどころか、「デビュー前からマイルまではこなせるよう考えながら調整をしてきましたからね」とキッパリ。今年3月に新規開業した若きトレーナーが見据えるのは、その先の大舞台。まずは厩舎初の重賞制覇で景気付けといきたいところだ。