【エ女王杯】1週前 ショウナンパンドラ「ここも挑戦者の気持ちで」

5日、エリザベス女王杯(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。秋華賞馬ショウナンパンドラ(牝3、栗東・高野厩舎)は助手が騎乗し、坂路で古馬1000万のセブンフォースを相手に一杯に追われ、4F52.8-38.3-24.8-12.6秒をマーク。大きく追いかけた分、先着を許してしまったが、少し時計がかかる馬場状態を考えれば上々の時計、動きを見せた。

G1ホースの勲章を得て迎える古馬相手の大一番。その1週前追い切りはパートナーに1馬身ほど遅れてしまったが、高野友和調教師は「さすがにG1後は“疲れた”という様子だったので、1週間は様子をみながら調整していました。大丈夫なのを確認して乗り始めたし、今週も坂路で遅い時間帯に乗って、この時計、動きなら不満はありません。遅れ?相手も好調馬だったし、こちらは追走していましたからね」と気にする素振りは全くなし。調教のピッチも上がって、着実に態勢が整いつつある。

秋華賞は浜中俊騎手の好騎乗で、初重賞制覇が初G1制覇の快挙となった。今回は同世代のライバルに加え、歴戦の古馬も相手。「まあ、ヌーヴォレコルトもそうですが、他にも経験豊富な馬達が出てきます。ここも挑戦者の気持ちで戦っていきます」と、師はあくまで謙虚だが、デビューから1度も掲示板を外したことがない抜群のレースセンスは古馬相手にも何らヒケは取らない。昨年のメイショウマンボに続く秋華賞→エリザベス女王杯連覇へ、その視界はグンと明るくなってきた。