【ジャパンC】昨年ハナ差2着のリベンジへ デニムアンドルビー

27日、ジャパンC(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。昨年の2着馬デニムアンドルビー(牝4、栗東・角居厩舎)はCWコースで浜中俊騎手が騎乗。古馬準オープンのハーキュリーズにアタマ差先着を許したが、大きく相手を追いかけてのもの。6F84.8-68.8-53.3-38.7-11.8秒の時計が示す通り、終いの脚捌きは非常に素軽く、雰囲気、状態面は申し分ない。

手綱を取った浜中騎手も「先週も良くなったという感じがありましたが、今週の動きも良かったですね。春にしぼんでいた体も、見た目にもフックラと戻ってきていますしね」と復調に手応え十分の表情。馬のデキは間違いなく一戦毎に上昇カーブを描いている。

秋初戦となった天皇賞も馬の状態には自信を持っていたが、直線で前が壁になって脚を余す格好。外へ持ち出してからは勝ったスピルバーグを凌ぐかという脚を見せている。鞍上も「前走でも、スペースがあいていればもっと前にこられていたと思う。直線が長い東京コースは持ち味が生かせる舞台だし、スムーズに走らせてやりたいですね」と反省を胸にリベンジを誓う。

前走7着といってもわずか0秒2差。史上最高ともいわれる今年の強力メンバーに入っても、末脚の破壊力は決してヒケを取らない。後方一気で全馬まとめて飲み込む可能性は大いにある。