福永祐一&ヴァンセンヌが豪快に差し切り…エクセレントJT

11月29日(土)、5回東京8日目9RでエクセレントJT(芝1600m)が行なわれ、福永祐一騎手騎乗の1番人気・ヴァンセンヌ(牡5、栗東・松永幹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:35.7(稍重)。

2着には2馬身差で13番人気・アメリカンダイナー(セ5、美浦・相沢厩舎)、3着にはハナ差で4番人気・シュンドルボン(牝3、美浦・矢野英厩舎)が続いて入線した。

アメリカンダイナーが好発から押してハナへ。タマモトッププレイ、マイネルシャルフ、ブレイヴリー、リーサルウェポン、キンシノキセキが続き、ヴァンセンヌは中団で手応え良く追走する。
直線に入り、気持ち良く逃げるアメリカンダイナーをリーサルウェポンが捕まえにかかるが、外からブレイヴリー、カフェリュウジン、カピオラニパレス、内からシュンドルボンも追い上げ態勢。しかし、各馬が横にズラッと広がる大外からまとめて前を交わしたのは1番人気のヴァンセンヌ。2着は逃げたアメリカンダイナーがハナ差シュンドルボンの追撃を抑えきった。

勝ったヴァンセンヌは高松宮杯、スプリンターズSを勝ったフラワーパークを母に持つ良血馬。遅いデビューとなった3歳4月の未勝利を勝ってすぐに京都新聞杯に挑戦するなど期待された馬だったが、体質が弱く、昨年3月から1年7カ月の休養。今年10月に復帰し、初戦2着のあとこれで2連勝。どちらも2着に2馬身差の快勝で、今後の活躍が非常に楽しみになった。

馬主は有限会社社台レースホース、生産者は白老町の(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「花の展示会で知られるパリ郊外の森名」。

ヴァンセンヌに騎乗した福永騎手は先週JRA通算1700勝を達成。このヴァンセンヌは1番人気だったが、騎乗馬のグループ分けはBグループで幸先のいいスタート。2着赤岡修次騎手のアメリカンダイナーはCグループで、上位進出へ向けてこちらも好スタートを切った。
Aグループの馬はカピオラニパレスの4着が最高。タツストロングは6着、キンシノキセキは7着、タマモトッププレイは10着に終わった。

エクセレントJTの結果・払戻金はコチラ⇒

ヴァンセンヌ
(牡5、栗東・松永幹厩舎)
父:ディープインパクト
母:フラワーパーク
母父:ニホンピロウイナー
通算成績:9戦4勝

ヴァンセンヌ

ヴァンセンヌ

ヴァンセンヌ

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。