【クイーン賞】圧倒的1番人気のトロワボヌールが交流重賞初V

12月3日(水)、船橋競馬場で行われた交流重賞・第60回 クイーン賞(Jpn3)(3歳上牝 ハンデ 指定 1着賞金:2100万円 ダート1800m)は、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・トロワボヌール(牝4、美浦・畠山吉厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:53.0(重)。

2着には1馬身半差で4番人気・アクティビューティ(牝7、栗東・柴田光厩舎)、3着には3馬身差で3番人気・ブルーチッパー(牝4、栗東・藤岡健厩舎)が続いて入線した。

ゲートが開くとブルーチッパーが先頭へ。エミーズパラダイス、アクティビューティ、カチューシャが続き先行集団を形成する。主導権を握ったブルーチッパーや先団はペースを引き上げていき、隊列は縦長に。人気のトロワボヌールは徐々にポジションを押し上げ、中団前目で向正面を通過。

4コーナーに入ると、トロワボヌールが最後の直線へ向けて内ラチ沿いから外へと持ち出す。手応え十分にコーナーを抜けると、ブルーチッパーやアクティビューティとの脚色の違いは歴然。直線では1頭だけ弾けて、終わってみれば2着のアクティビューティに1馬身半差をつける快勝となった。アクティビューティは積極的な競馬も連覇ならず。逃げたブルーチッパーが粘って3着を確保。これでJRA勢が馬券圏内を占め、力の差を見せつける結果となった。

勝ったトロワボヌールはこれが嬉しい交流重賞初制覇。芝では持ち味を活かせずにいたが、ダートに主戦場を変えると才能が開花。このレースがダート8戦目となったが、全て2着以内と連対率100パーセントの安定感を誇っている。今後もこの記録がどこまで続くのか注目だ。

馬主は村野康司氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「3つの幸せ(仏)」。

【戸崎圭太騎手のコメント】
「昨日、攻め馬を乗せていただいたのですが、凄くセンスが良く、おとなしくて、言うことないという感じでしたので、今日は自信を持っていけました。ある程度行く馬もいたので、それは行かせて、見ながら行こうと思っていました。馬のセンスも良かったので、我慢もできましたし、追い出したら反応良く、サッと伸びてくれて、良いパフォーマンスを見せれたかなと思います。先に行かなくても競馬が出来ますし、しっかりと走ってくれる馬だと思います。今日は人気に応えられて良かったですし、この先もますます良いパフォーマンスを見せてくれると思います」

トロワボヌール
(牝4、美浦・畠山吉厩舎)
父:バゴ
母:チューニー
母父:サンデーサイレンス
通算成績:17戦6勝
重賞勝利:
14年クイーン賞(Jpn3)

トロワボヌール

トロワボヌール

トロワボヌール

トロワボヌール

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