断然1番人気のトーセンバジルが大外から差し切りV…葉牡丹賞

12月6日(土)、4回中山1日目9Rで葉牡丹賞(芝2000m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・トーセンバジル(牡2、栗東・藤原英厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:00.8(良)。

2着にはクビ差で6番人気・カカドゥ(牡2、美浦・奥村武厩舎)、3着にはアタマ差で4番人気・バイガエシ(牡2、栗東・作田厩舎)が続いて入線した。

揃ったスタートからゴッドバローズが先頭に。続いてミュゼエイリアン、ジュヒョウが2番手争い。トーセンバジルは最後方からの競馬を選択し、集団は向こう正面へ。1000mを通過するとトーセンバジルが徐々に押し上げる。4コーナー手前で集団は凝縮し、一丸となってコーナーを抜けていく。 大外に持ちだしたトーセンバジルが前を追うと、カカドゥ、バイガエシもそれに併せるように伸びてくる。ゴール前まで3頭とも脚色は衰えなかったが、最後はトーセンバジルの勝負根性が勝ったか、クビ差制して1着で入線した。

勝ったトーセンバジルは、前走の紫菊賞ではクビ差2着に敗れたものの、時計はレコード決着。その素質は垣間見せていた。デビューから連対率10割を誇り、しかもその4戦全てが異なる競馬場での出走と、コース不問の強さを見せている。馬主は島川隆哉氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+バジル。花言葉”何という幸運”」。

1着 トーセンバジル(戸崎圭騎手)
「乗りやすかったです。まだ緩さがありますし、これからもっと良くなりそうです。今日は前半は馬のペースに合わせていただけで、あのようなレースをしようと決めていたわけではありません。最後は良い伸びを見せてくれました」

2着 カカドゥ(後藤騎手)
「惜しかったですけど、相手は強かったですね。上手くガマンして直線で外に出す理想的な競馬は出来ました。センスの良い馬ですよ」

3着 バイガエシ(藤岡佑騎手)
「思っていたより器用な競馬が出来ました。体が増えていましたが、ほとんどが成長分だと思います。瞬発力の差で直線の入り口では前に離されましたが、また詰めていますしよく頑張ってくれました。レースを使ってきている馬と差のない競馬が出来ましたし、先が楽しみですよ」

4着 ニシノオタケビ(田辺騎手)
「真面目で力はある馬です。今日はもう少し流れに乗せていきたかったですけど、進んでいきませんでした」

5着 ラブユアマン(北村宏騎手)
「上手くスタートを切って、ムリなくあの位置を取れました。切れる馬にどう対抗するかをテーマに考えていましたが、最後は切れ味の差が出てしまいました。それでもよく頑張っていますよ」

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トーセンバジル
(牡2、栗東・藤原英厩舎)
父:ハービンジャー
母:ケアレスウィスパー
母父:フジキセキ
通算成績:4戦2勝

トーセンバジル

トーセンバジル

トーセンバジル


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