ヤングマンパワーが外から豪快に差し切り勝ち…中山新馬

12月13日(土)、4回中山3日目6Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、松岡正海騎手騎乗の6番人気・ヤングマンパワー(牡2、美浦・手塚厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:37.9(良)。

2着には2馬身差で8番人気・ウォークロニクル(牝2、美浦・鹿戸雄厩舎)、3着には1馬身3/4差で4番人気・ディアエスタード(牡2、美浦・松永康厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたロイヤルスピリッツ(牝2、美浦・二ノ宮厩舎)は4着に敗れた。

好スタートを切ったニシノフクオトコに、内から押してハーモニックソウルが競りかけて先手を主張。ワキノハガクレが3番手に付け、その後ろにも4頭が僅差で追走して先行集団を形成。人気のロイヤルスピリッツはジックリと後方2番手から競馬を進める。
先団が固まったまま直線に入ってニシノフクオトコが先頭に立つが、大外からヤングマンパワーが一気に前を飲み込んでそのままゴール。接戦となった2番手争いは、粘るニシノフクオトコを内からディアエスタードが交わすも、外から勢いが付いたウォークロニクルが内の馬を制して浮上した。
1番人気のロイヤルスピリッツは直線脚を伸ばしたものの、4着までが精一杯だった。

勝ったヤングマンパワーは昨年のセレクトセールにて1365万円で落札。スニッツェル産駒はこの世代5頭目の勝ち上がりとなった。
馬主は星野壽市氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「若者の力」。

1着 ヤングマンパワー(松岡騎手)
「攻め馬で能力を感じていました。手塚先生からは、アルフレードに似た感じがあるし同じようなイメージで競馬をしてほしいと言われていました。少し馬を怖がるところを見せていたのが今後の課題ですね。距離はマイルくらいが良さそうです。凄い切れがありますし、来年が楽しみです」

2着 ウォークロニクル(鹿戸雄調教師)
「小柄な馬ですが、よく頑張ってくれました。メンバーの中でも一番良いくらいの脚を使っていますし、初戦としては良い内容だったと思います」

3着 ディアエスタード(後藤騎手)
「もっと後ろから行くつもりでしたが、良いスタートを切れたのでそのまま行きました。落ち着いて走れていましたし、内容は悪くないと思います」

4着 ロイヤルスピリッツ(蛯名騎手)
「終いはきていますが、前半についていけませんでした。まだ緩さがあるので、その分前半に行けないんだろうと思います。素直で一生懸命ですし、能力がありますよ」

5着 ニシノフクオトコ(石川騎手)
「良いスタートを切れました。物見をする感じがありましたが、内から行ってくれて番手で運べる理想的な形になりました。最後もよく粘ってくれました。使って変わってくると思います」

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ヤングマンパワー
(牡2、美浦・手塚厩舎)
父:スニッツェル
母:スナップショット
母父:サンデーサイレンス

ヤングマンパワー

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