【朝日杯FS】ダノンプラチナ国枝師「心身ともにしっかりしてきた」

12月21日(日)に行われる朝日杯FS(G1)に向けての最終追い切りが、栗東トレセンにて行われた。
ダノンプラチナ(牡2、美浦・国枝厩舎)を管理する国枝栄調教師の一問一答は以下の通り。

●栗東の水にも馴染む

-:2連勝中のダノンプラチナですが、改めてここ2走を振り返っていただけますか。

国枝栄調教師:初戦は負けたのですが、未勝利と前走と終いしっかりした競馬ができて、いいなという感じはありますね。

-:特に前走は本当に強い勝ち方でしたよね。

国:周りを見られる余裕もあって、しっかりとした脚でゴールできたので、なかなかの内容だったと思っています。

-:その後なのですが、どういった風に過ごされましたか。

国:レース間隔も中2週ということで詰まっていますから、直前に競馬場に持っていくよりは栗東に入れておいたほうがいいかな、ということで、先週木曜日にここへ来ました。

-:栗東に来て調整はどうでしょうか。

国:時間的に10日くらいしかないので、同じような感じというか、普通の調整ですかね。順調にきていますよ。

-:輸送の疲れだったりは大丈夫ですか?

国:輸送は心配したのですが全然大丈夫ですし、こちらに来ても水が合うのかリラックスしているので、良かったと思っています。

-:カイ食いも全く変わらずという感じですか?

国:食べてますし、問題はないですね。

●ディープの仔特有のバネを持つ

-:今日の追い切りは3頭併せでしたが、内容を教えていただけますか。

国:小島茂君のところが2頭で併せ馬をすると言うので、それにお供させてもらって。相手に併せて自分の手応えを見ながらやってくれ、というとこを言っておきましたので。馬場がちょっと悪かった中でも、しっかり動けたのではなかったのかなと思っています。

-:先生の評価としてはいい調教ができたということで。

国:そうですね。お蔭さまでいい併せ馬ができました。いい調教だったと思います。

ダノンプラチナ

CWコースで助手が騎乗 馬なりで6F83.1-67.7-53.1-39.5-12.5秒をマーク
ブライトエンブレムを追走する形で先着したダノンプラチナ(内)


-:今回、初の1600mということなのですが、坂もありますし、スタミナも要るコースだと思います。走ってみないと分からない部分もあると思いますが、相性はどう思われますか?

国:阪神の1600は走りやすいので。競馬もしやすいし、この馬も難しくないですから、全然問題ないと思います。

-:ここ3走を走って、成長を感じる部分はどこでしょうか?

国:心身ともに少しずつですが、しっかりしてきたなとは思っています。

-:それは、走り方ですか、精神的なものですか?

国:普段の厩での状況とか、仕草、鞍を下ろした時の馬の格好などを見ると、少しずつ大人っぽくなってきているなと。

-:改めて、ダノンプラチナのセールスポイントを教えてください。

国:動きに無駄がなくて、ディープの仔らしいバネがあるので、その辺りかなと思います。

-:凄く見ていて柔らかい走りというか、フォームが綺麗だなというイメージがあるのですが。

国:全くそのとおりだと思います。

-:今回はG1ということで強いメンバーと戦いますが、先生の中のイメージとしてはどう戦ってほしいですか?

国:不利のないように回って、終い抜け出してほしいなと思っております。

-:応援しているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

国:先週もディープの仔が勝ってくれたので、今週もウチの芦毛のディープがいい競馬を見せられるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。