世界のジャスタウェイ 末脚光るも届かず悔しい4着

●12月28日(日) 4回中山8日目10R 第59回 有馬記念(G1)(芝2500m)

引退レースに挑んだジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)は、上がり最速となる33秒4の末脚を繰り出すも、勝ち馬から「3/4+ハナ+クビ」差の4着と届かず。有終の美を飾ることはできなかった。

メンバー中一番の好スタートを切ったかに思われたが、控えるようにポジションを下げて後方4番手を追走。最終コーナーでも大外を回って進出。最後まで脚を伸ばしたが、位置取りの差も堪えた格好だ。

「改めて凄い馬です。今日は右回りでコーナーで加速し切れず、ゴールドシップについていこうと思ったときも離されてしまいました。こういうペースも想定していましたよ。
直線に入ってようやく伸びましたが、直線が短く前を捕らえられませんでした。外枠からでも良い位置で流れに乗れましたが、展開が向きませんでした。この馬の競走馬人生に携われたことが、大きな財産です」と福永祐一騎手は振り返った。

敗れはしたものの、距離不安、外枠不利などが囁かれていた中で、負けて強しの内容。今後は社台スタリオンステーションにて種牡馬入りが決定しており、後継者の輩出に期待が高まる。

ジャスタウェイ