G1馬への登竜門! ホープフルSアラカルト

●12月28日(日) 4回中山8日目9R 第31回 ホープフルS(G2)(芝2000m)

昨年まで阪神にて行われていたラジオNIKKEI杯2歳Sは、今年からホープフルS(G2)へと名称を変え、舞台も皐月賞と同じ中山2000mに。よりクラシックを意識させる舞台設定となった。レースは2番人気・シャイニングレイ(牡2、栗東・高野厩舎)が優勝。また、鞍上の川田将雅騎手、管理する高野友和調教師にとっても同レースの初勝利となった。

●デビュー2戦目での優勝


同レースを2戦2勝で勝利したのは、11年アダムスピーク以来、7頭目となる。

2戦でのホープフルS勝利馬          
年度 馬名 人気        
1986 ドウカンジョー 4番人気
1988 タニノターゲット3番人気
1989 レガシーワイス 1番人気
1995 ロイヤルタッチ 4番人気
2000 アグネスタキオン 2番人気
2011 アダムスピーク 4番人気
2014 シャイニングレイ 2番人気


●出世レースとしての側面

同レースからは後のG1ホースが数多く輩出されている。出走馬の内、過去10年でG1を勝った馬は12頭。クラシックに絞っても、それぞれ3頭ずつ勝ち馬が出ている。ここでの好走は後の活躍に繋がる可能性が高く、今後も注目を集めるレースになりそうだ。

ホープフルS出走馬のその後のJRA・G1勝ち鞍(過去10年)                        
年度
ホープフルS着順
馬名 勝ち鞍
2004
1着
ヴァーミリアン 07年JCダート、08年フェブラリーS
2005
2着
アドマイヤムーン 07年宝塚記念、ジャパンC
2006
2着
ヴィクトリー 07年皐月賞
  
5着
アサクサキングス 07年菊花賞
2008
1着
ロジユニヴァース 09年ダービー
2009
1着
ヴィクトワールピサ 10年皐月賞、有馬記念
  
3着
ダノンシャンティ 10年NHKマイルC
  
4着
ヒルノダムール 11年天皇賞(春)
2011
2着
ゴールドシップ 12年皐月賞、菊花賞、有馬記念、13~14年宝塚記念
2012
1着
エピファネイア 13年菊花賞、14年JC
  
3着
キズナ 13年ダービー
2013
1着
ワンアンドオンリー 14年ダービー


●猛威を振るったディープインパクト産駒

同レースをディープインパクト産駒が制したのは2011年のアダムスピーク以来、3頭目となる。
今年のJRA重賞レースは、ディープインパクト産駒の活躍が目立った。最終開催の重賞3レースも全て勝利。これで2014年の重賞勝ち鞍は37を数えた。これはサンデーサイレンスが2003年に38勝を挙げたが、それに次ぐ史上2位の数字。また12月13日(土)から28日(日)までのJRA開催6日間で、連続して重賞勝利を収めたのは、グレード制を導入した1984年以降初めての快挙となった。

シャイニングレイ
(牡2、栗東・高野厩舎)
父:ディープインパクト
母:シェルズレイ
母父:クロフネ
通算成績:2戦2勝
重賞勝利:
14年ホープフルS(G2)

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。