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抜群のレースセンスでシャイニングレイがクラシック戦線に名乗り!
2014/12/29(月)
●12月28日(日) 4回中山8日目 第31回 ホープフルS(G2)(芝2000m)有馬記念を直後に控え、熱気が増す中山競馬場にニューヒーローが誕生した。キャリア1戦1勝でここへ挑んだシャイニングレイ(牡2、栗東・高野厩舎)がセンス溢れる走りで無傷の2連勝。皐月賞と同じステージ、そして大観衆の前で文句なしのパフォーマンスを見せ、クラシック戦線へ名乗りを上げた。
デビュー戦は前半の1000mが63秒6のスローペースもあって、2分4秒1の勝ち時計だけを見ればいかにも平凡。しかし、そのスローペースにも動じずジッと脚を溜め、ラスト2Fがともに10秒8のラップで後続に3馬身半差をつけた瞬発力はまさしく大物の相。それはファンが2番人気に支持したことでも分かるだろう。
レースもその期待に違わぬもの。道中は離し気味に逃げる先行2騎を視界に入れながらジックリと好位をキープ。楽な手応えのまま直線に入り、あとは初戦同様の瞬発力で後続を突き放す優等生の競馬で、人気を分けたダノンメジャー(7着)、ティルナノーグ(10着)が後方で喘いでいたのとは対照的なシーンだった。
手綱をとった川田将雅騎手の「2戦目で、これだけの相手にこの競馬が出来るんですから大したものです。あとはこのまま無事に行ってくれればと思います」というコメントにも、その完成度の高さと期待の大きさがうかがえる。
西で行われた2歳G1は阪神JFがショウナンアデラ、朝日杯FSがダノンプラチナとともに関東馬が勝利したが、キャリア1戦のシャイニングレイがアウェーの中山でその流れをストップ。価値ある1勝を手に、2015年のクラシックロードを引っ張っていく。
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