【日経新春杯】2連覇へ向けてサトノノブレス視界良好!

15日、日経新春杯(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。連覇を狙うサトノノブレス(牡5、栗東・池江寿厩舎)は古馬500万クラスのジューヴルエールとCWコースで併せ馬。手綱をとった池添謙一騎手がゴーサインを出すと、先に行かせたパートナーをゆうゆうと交わし去ってゴール。終始楽な手応えで6F83.8-68.2-53.6-39.4-12.2秒をマークした。

「中2週なので感触を確かめた程度でやりました。最後までいいストライドで、しっかりと持ってから追い出せました。有馬記念の時よりもいい追い切りができたと思います」と胸を張るのは2走前の金鯱賞からタッグを組む池添騎手。「超」が付く強力メンバーが揃った有馬記念は11着と敗れたが、後方2番手から諦めずに脚を伸ばし、勝ったジェンティルドンナとはわずか0秒6差。上がり3Fはジャスタウェイに次ぐもので、着順ほど悪い内容ではなかった。

今回で3戦連続の騎乗。「前走は後ろから行く作戦でしたが、ペースが遅くなりすぎました。今回は自分のスタイルで走らせたいですね」と過去2走を糧に正攻法での競馬を示唆。パートナーは違うが、昨年は道中ハナを奪ってそのまま押し切っている。

新春の淀を飾る伝統の一戦も、意外なことに連覇を果たした馬はゼロ。勝てば史上初の快挙となるのはもちろんのこと、ジェンティルドンナ、ジャスタウェイらの引退で手薄となった古馬戦線の主役候補にも浮上する重要な一戦。攻め通りの走りを見せれば、自ずと結果が付いてくるはずだ。