トピックスTopics
【東海S】“優等生”ナムラビクターが56秒4「相変わらず元気」
2015/1/21(水)
21日、東海ステークス(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ナムラビクター(牡6、栗東・福島信厩舎)は助手が騎乗して、馬も少なくなり始めた9時50分台に坂路へ登場。もともと調教拒否をするなど、気難しい面をみせることで知られるが、この日は我を見せることなく、4F56.4-40.2-26.0-13.2秒をマーク。鞍上も馬の気持ちを尊重するように、ステッキを入れることなく、馬なりでのフィニッシュ。決して時計は目立たないものだが、ナムラビクターとしては合格点ともいえる調教メニューを消化した。「けさの動き?この馬なりだね。ケイコでそんなに目立って動く馬じゃないから。相変わらず元気もいいし、順調にきてるよ」と胸を張るのは福島信晴調教師。この中間は気性を考慮してか、坂路で丹念な乗り込みを消化。レース翌週にも乗り出したように、前走の激走の疲れは感じさせない。
3歳時から頭角を現すも、未だ重賞タイトルは一つのみ。故障による長期戦線離脱もあったとはいえ、展開に注文がつく面が出世を阻んでいたが、前走はスローペースとはいえ、軽い中京の馬場、モマれる競馬にも対応してみせた。
「前走後は交流競走を含めて色々とプランを考えて、ここへ(東海S)。前走が今回と同じコースで2着。内枠で前に壁を作りながら運べたし、ああいった競馬ができたことも収穫。どんな相手、展開でも力は発揮してくれるから」と師は成長をアピールする。
昨シーズンはそのポテンシャルよりも、個性的な一面だけが取り沙汰される向きがあったが、チャンピオンズCでも2着と大舞台でも戦えることを証明してみせた。個性派がダート界の主役へ。一皮むけるためにもタイトルを重ねて、その存在を改めてみせつけたい。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/4/21(日) 【フローラS】見せた良血の底力!アドマイヤベルがオークスへの切符を掴む
- 2024/4/21(日) 【マイラーズC】いざ春のマイル王へ!ソウルラッシュが力強く突き抜け優勝
- 2024/4/22(月) 【3歳馬情報】あの皐月賞馬、ダービー馬の弟が待望のデビュー!
- 2024/4/21(日) 【天皇賞・春】出走馬格付けバトル!「馬券率100%対決」を制した衝撃の逆転候補
- 2024/4/20(土) 【福島牝馬S】念願かなった!コスタボニータが人気に応え重賞初制覇
- 2024/4/21(日) 【マイラーズC】開幕馬場が馬券のカギ!「絶好ポジション」から抜け出す軸馬候補
- 2024/4/19(金) 兄 藤岡佑介【高田潤コラム】
- 2024/4/19(金) 祝・皐月賞を勝利!東京開幕週は土日で19鞍!【戸崎圭太コラム】