【東京新聞杯】初タイトル奪取へ意気上がるフルーキー

4日、東京新聞杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。前走、京都金杯4着のフルーキー (牡5、栗東・角居厩舎)は、助手が騎乗して、昨年のJBCレディスクラシックの勝ち馬・サンビスタとCWコースで併せ馬。ゴール前ではわずかに先着を許したが、終始楽な手応えのまま6F84.4-67.5-52.3-38.2-12.4秒でゴールを駆け抜けた。

京都金杯のあとは厩舎でジックリと調整。青鹿毛の研ぎ澄まされた馬体は迫力満点で、高田調教助手は「気持ちがのりやすい馬なので、テンションをあげすぎないように調整をしています、ええ、今朝もいつものパターンの調整です」とデキの良さに胸を張る。

暮れのチャレンジCでクビ差の2着。前走の京都金杯も勝ち馬から0秒2差の4着と重賞タイトル奪取まであと一歩。「今年はエキストラエンド、ディアデラマドレとの3頭でマイル戦線を考えています。この馬だけがタイトルを獲っていないし、ひとつ獲らせてやりたいです」とここへ懸ける思いは相当なもの。先週の根岸Sでは僚馬のエアハリファが一足早く重賞タイトルを手に入れただけに、この馬も負けられないところだ。